2020年11月29日
戒律道場
鄙びた雰囲気が、とても落ち着きます


そして紅葉がよく似合います
こういう風景が見たくって、旅に出るワケですからね・・・。
ふと里心が起きてしまいそう



ここは観世音寺横に建つ【戒壇院】
奈良時代に置かれたそうで、戒壇とは僧が守るべき戒律を授ける所で
ここで儀式を経て、正式な僧尼と認められた場所みたいですね


ここで万葉の一句

「何段の 階段積めば 層になる」←ちょい捻り過ぎたかな(笑)

戒律とは、聖武天皇に頼まれ来日した唐の僧・鑑真によって伝えられました。
鑑真は盲目となるながらも、6度目の渡航でようやく日本へ渡ったことでも有名ですが
京へ向かう途中、観世音寺を訪れ、753年12月に日本で初めての授戒を
行われたそうです


そして761年、観世音寺に戒壇院が西海道(九州)の授戒の場として設けられた
らしく、その他にも東大寺(奈良)、下野薬師寺(栃木)の戒壇院とともに
【天下の三戒壇】として知られる場所なんだとか


東大寺のは知ってたけど・・・ここが原点の道場発祥の地?だったんですね。

肉入境内!?それって振る舞いすき焼きでもやってるのかなぁ


そんな景気の良い話ではなく、長崎の唐寺の山門にも必ず立っている「禁令標」ですが
「不許葷酒肉入境内」匂いの強い野菜や酒、肉を飲食した人は境内に立ち入るべからず!!
というような・・・戒め的な内容が記されているワケですね



山門を潜ってこちらが【本堂】になります

現在の敷地は非常に狭い感じでしたが、戒壇院の建物は古絵図から見てもそれなりに
立派な建物が並んでいたようですが、その後の戒壇院は衰退し
1703(元禄16)年、藩命によって博多の禅宗(聖福寺・承天寺・崇福寺)の
管理となり、観世音寺を離れ現在は博多・聖福寺の末寺となっているそうです


現在の本堂は、1680年に再建された禅宗ふうの建物になっています

久しぶりにこのように美しく手入れをされた砂庭を目にしましたよ


しかも山茶花の花びらが曲水に浮かんで、流れているかのよう。。。
「砂河に 流れゆくのは 我が心なり」字余りですが、そんな気分



意外にも博多って禅寺が結構あるんですね・・・。
黒田藩が関わっているようですが、博多の聖福寺などは源頼朝の頃らしく
1番古くて1195(建久6)年というから、なかなかですよね!!
しかもお茶の元祖でも有名な、あの栄西禅師が開山された寺なんですって



栄西禅師は岡山の生まれで、比叡山で天台宗を学ばれ宋に渡って臨済禅を
学ばれた人物。。。そういえば観世音寺の御朱印を受けたら天台宗でしたね

行かなかったけど、近くには「日吉神社」というのもあったみたいですが・・・
この神社は観世音寺の鎮守であり、比叡山の日吉大社を分霊したモノみたいですよ。
天台宗と何ら関係があるのでしょうかね


何にせよ、いつか博多の禅寺にも足跡を残してみたいモノですな




そして紅葉がよく似合います

こういう風景が見たくって、旅に出るワケですからね・・・。
ふと里心が起きてしまいそう



ここは観世音寺横に建つ【戒壇院】
奈良時代に置かれたそうで、戒壇とは僧が守るべき戒律を授ける所で
ここで儀式を経て、正式な僧尼と認められた場所みたいですね



ここで万葉の一句



戒律とは、聖武天皇に頼まれ来日した唐の僧・鑑真によって伝えられました。
鑑真は盲目となるながらも、6度目の渡航でようやく日本へ渡ったことでも有名ですが
京へ向かう途中、観世音寺を訪れ、753年12月に日本で初めての授戒を
行われたそうです


そして761年、観世音寺に戒壇院が西海道(九州)の授戒の場として設けられた
らしく、その他にも東大寺(奈良)、下野薬師寺(栃木)の戒壇院とともに
【天下の三戒壇】として知られる場所なんだとか



東大寺のは知ってたけど・・・ここが原点の道場発祥の地?だったんですね。
肉入境内!?それって振る舞いすき焼きでもやってるのかなぁ



そんな景気の良い話ではなく、長崎の唐寺の山門にも必ず立っている「禁令標」ですが
「不許葷酒肉入境内」匂いの強い野菜や酒、肉を飲食した人は境内に立ち入るべからず!!
というような・・・戒め的な内容が記されているワケですね



山門を潜ってこちらが【本堂】になります


現在の敷地は非常に狭い感じでしたが、戒壇院の建物は古絵図から見てもそれなりに
立派な建物が並んでいたようですが、その後の戒壇院は衰退し
1703(元禄16)年、藩命によって博多の禅宗(聖福寺・承天寺・崇福寺)の
管理となり、観世音寺を離れ現在は博多・聖福寺の末寺となっているそうです


現在の本堂は、1680年に再建された禅宗ふうの建物になっています


久しぶりにこのように美しく手入れをされた砂庭を目にしましたよ



しかも山茶花の花びらが曲水に浮かんで、流れているかのよう。。。
「砂河に 流れゆくのは 我が心なり」字余りですが、そんな気分



意外にも博多って禅寺が結構あるんですね・・・。
黒田藩が関わっているようですが、博多の聖福寺などは源頼朝の頃らしく
1番古くて1195(建久6)年というから、なかなかですよね!!
しかもお茶の元祖でも有名な、あの栄西禅師が開山された寺なんですって



栄西禅師は岡山の生まれで、比叡山で天台宗を学ばれ宋に渡って臨済禅を
学ばれた人物。。。そういえば観世音寺の御朱印を受けたら天台宗でしたね


行かなかったけど、近くには「日吉神社」というのもあったみたいですが・・・
この神社は観世音寺の鎮守であり、比叡山の日吉大社を分霊したモノみたいですよ。
天台宗と何ら関係があるのでしょうかね



何にせよ、いつか博多の禅寺にも足跡を残してみたいモノですな


Posted by
おてきち
at
11:20
│
Comments(
2
)
│
寺院
この記事へのコメント
参道でも売っている「梅が枝餅」。ただ、焼き上がりをすぐに抜食べると、あんこが猛烈に熱いから・・・ご注意ください。
参道の一番端の店で、梅を練り込んだ麺がある。梅の味は薄くてあまり感じないけど、食感はそこそこ。包装紙は大宰府だから、お土産としてはいいかな。
参道の一番端の店で、梅を練り込んだ麺がある。梅の味は薄くてあまり感じないけど、食感はそこそこ。包装紙は大宰府だから、お土産としてはいいかな。
Posted by
た
at
2020年11月29日 13:51
た様
行く前に一言、聞いてから行くべきだったかな(笑)
まさか太宰府にまで足跡を残されていたなんて、想定外ですもん!!
明日は土産物店が登場するので、お楽しみに(^-^)
懐かしい店舗が、もしかすると登場するカモ♬
行く前に一言、聞いてから行くべきだったかな(笑)
まさか太宰府にまで足跡を残されていたなんて、想定外ですもん!!
明日は土産物店が登場するので、お楽しみに(^-^)
懐かしい店舗が、もしかすると登場するカモ♬
Posted by
おてきち
at
2020年11月29日 14:25
