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Posted by 滋賀咲くブログ at

2022年04月09日

寝る子は育つ?

立木観音といえば、厄除けの時にお詣りをする観音さんくらいにしか思っておらず
改めて調べてみると【安養寺】というのが正式名なんですねiconN37kao_16iconN27
しかも開山が弘法大師さんだったとは!!知りませんでした(笑)


まずは10代の厄年でお詣りに来た際は、階段が全部で何段あるかを
確か1番下から数えて登ったら、七百何段だったかなぁ~あったのを覚えています。
まだ若かったので数えながら登れたけど、30代の厄年では死にかけてましたっけ(笑)
ある意味、若かりし頃の思い出のある場所だったんですなiconN37kao_7icon10


この良さげな時代色をした建物ですが御茶所になっていて。。。
本来なら観音さまの御下がりのお茶や柚子湯、また昆布茶が頂ける休憩所に
なっている場所ですが、現在はコロナ対策として振る舞いはされていませんiconN37kao_9お茶icon15


でも持参したお弁当などは、こちらで食べてもイイそうなので。。。
母はここでお菓子を食べていましたとさiconN37kao_7icon28
天窓のようなのもあって、季節もちょうど良いし風も心地よく落ち着く空間ですなiconN07


ところで気になったのは【立ち葵】の家紋です・・・。
これってやっぱり本多家の関係なんですかね・・・。
里の西方寺といい、やたらと目につく立ち葵・・・。


おっと!!可愛い立木山にゃんこの写真を発見yubi_2kao_16iconN32
名前は「シャーリー」だそうですフォルダiconN27
趣味は「散歩」で好物は「かつおぶしicon12とらicon12
ご当地にゃんこの存在は、その場を和ますのに一役買ってるってワケですかiconN29icon12


何気に外をチラっと見ると。。。
どこからともなく急に現れたかと思うと、いきなり夕飯をかっ喰らってましたよ(笑)
さてと我々もボチボチ下らないと、山道は薄暗くなるのが早いからな。。。
母は今度は床几に横たわり昼寝、いや少し早めの夕寝を決め込んでいましたよicon23kao_12icon10


   


Posted by おてきち at 10:23 Comments( 2 ) 寺院

2022年04月08日

灌仏会~立木観音~

花の命は短いけれど。。。
だからこそ、輝く生命の中に美しさを視てしまうのだろうか・・・
人もまたこのように生き抜いてみたいモノですなiconN36kao_7icon12


先日、同行二人で・・・とは言っても相方は見えない弘法大師ではなく
母と連れ立っての同行ふたりというワケですけど(笑)
運動不足の解消も兼ねて、久しぶりに立木山まで上ることに致しましたicon24


突然に思いつき母に言ったところ最初は、登れへんし行かへんわ・・・と
ぐずっていたのですが、南郷公園の桜見物も兼ねて行こうかiconN37kao_16iconN28
というと、急に行く気になったのか、リュックやら帽子を準備し始めたので
とりあえず、行ける所までボチボチ行こう!!
ということで昼前におにぎりiconN21icon12持参で出発進行icon21kao_22炎


南郷公園の枝垂れ桜も見事で、どこもかしこも花まつりでしたねiconN36kao_21iconN07
そして立木山へは階段ではなく、二葉屋の向かい側に参道の入り口があるので
そこから山頂目指して、母はノルディック用のステッキ持参で張り切って?
リュックの中のおにぎりをエサに?ゆっくりと歩いて花見散歩ですiconN37kao_17楽譜
普通に歩いて行けば約1時間ほどのコースみたいです。


母は無言で自分のペースを守り、話しかけても返事はありません(笑)
仕方ないので、おてきちは里山風景を眺めながら野草の写真撮影を満喫iconN12
久しぶりに見つけた「土筆」に大興奮しつつも、母に言おうと思い周囲を見渡すと
そこに姿はなく・・・えっ!?どこへ行った!?
土筆や蒲公英に夢中で、母の気配に気が付かなかったけど、慌てて先へ行くと


もうまるで「ウサギとカメかめ」の世界ですわicon23kao_2icon11
おてきちが野草に釘付けになっている間を狙って、スタスタと距離を稼ごうと
物音立てずに猛スピードで?先へ行ったであろう母の姿を想像すると
思わず転げそうになって、横には川が流れていたりして足元も滑りやすいので
ふざけていては、これが結構危険だったりするんですよねぇ~iconN37kao_12icon10


でも頑張って歩く母の後ろ姿に感動しながら、ウサギとカメを装って?
1時間近く歩いたところで、待望のモグモグタイムですiconN37kao_22iconN04
おにぎりとお菓子を食べたら、母が腰掛けている石を枕に昼寝をしようと
体勢を整えているので、アカンでここで寝たら!!
まだまだ先があるんやからな・・・頼むでiconN37kao_18


実はおてきちは立木山に行く目的があって、それが4月8日の【花まつり】イベントで
登場する誕生仏の姿が気に入ってるので、やっぱり滋賀に帰って来ても花まつりを
探しては、やって来てしまったというワケなんです(笑)
そして母も何とか2時間かかって、一緒に頂上まで歩いて登ることが出来たので
自信がついたと喜んでましたよiconN36kao_21icon14


右手を天に上げたこのポーズ・・・何ともノリノリで目が離せないんです!!
おてきちも誕生仏が一体、欲しいですぅ~iconN37kao_17楽譜
はっ!!母は何処へ!?
参拝に見えていた多くの若い親子連れの中で、高齢の母上を探すのは簡単で
すぐに見つけたのはイイけれど、床几に腰を下ろしてお菓子を食べていましたよicon23kao_9icon11
やはり菓子好きなのは、母譲りだったのか・・・ひとまず今日のところは誕生仏に乾杯iconN24icon12


   


Posted by おてきち at 08:38 Comments( 2 ) 寺院

2022年04月05日

見返り枝垂れ

人生をちょこっとだけ振り返ってみると、長崎へ行くまでは県内外を問わず
時間さえあれば寺巡りに没頭した時期もありましたっけiconN37kao_7icon11
そこから気づけば神社へと移り、寺社仏閣の御朱印帳が増え始めたのも
束の間、ここ最近はやはり職場人の影響もあってか
遅ればせながら、まさかの御城印帳に手を出そうか、出すまいか・・・
思案しているところなんですicon23kao_9icon10
今頃になって思えば、収集癖というのはジャンルを問わず個人の癖の
問題なんですかね(笑)


灯台下暗し、この言葉をおてきちは何度となく見聞録で使って来たことかフォルダiconN27
近くて見えぬは睫(マツゲ)まさしくその通り!!
別にボォ~っと生きてるワケではないのですが。。。

ついつい知らない土地に眠る未知のモノにばかり目が行ってしまうのか
地元にある寺には、まるで足を踏み入れていなかったという事に
改めて気付かされたのが、本日の枝垂れ桜の存在なんですiconN37kao_16icon14


まるで導かれるかのようにして、山門をくぐった寺院は【西方寺】
自宅から歩いて5分も掛からない場所にあるのですが。。。
うちはここの檀家でないけれど、母上は月1回の写経に参加しているようです。

阿弥陀如来を本尊とする古くから在る浄土宗の寺院みたいですiconN37kao_21
歴史について詳しく調べてはいないのですが、家紋が立ち葵だったので。。。
きっと本多家と何かしら縁のある寺院なんでしょうねiconN37kao_11icon12


境内もキレイに掃除がされていて、住職さんの心意気?がよく伝わる寺でしたiconN36kao_17iconN07
また椿の種類も多く、その他にも色んな花々が植えてあって
もしかしたら植物も好きな方なのでしょうね・・・。


でもまさかこんな近くにこれだけ立派な枝垂れ桜があったなんて!!
初めて知ったにしては、あまりに遅すぎる、というよりも枝垂れ様に対して失礼ではiconN37kao_20icon15
だけど滋賀へ戻って来てから最初の春に、出遭うことが出来て幸せですiconN36kao_10iconN12


枝ぶりも美しかったし、樹齢にすればどのくらい生きてるんだろうか。。。
人間と比べると遥かに長い時間を生きているであろう樹木たち
気に入った子に出遭うと、つい自然と幹を撫でてしまうセクハラ?ぶりは健在です(笑)

何度となく後ろを振り返って見てはパシャリカメラicon12
ちょっと角度を変えて眺めて見てはパシャリカメラicon12
もうコレって陽気のせいではなく・・・変態ですかねiconN37kao_7icon11


   


Posted by おてきち at 09:12 Comments( 4 ) 寺院

2021年05月30日

お忍び観賞

雨降りの日を狙って、今年も興福寺の紫陽花を楽しみに鑑賞して参りましたiconN11
興福寺には先月、釈迦の誕生祭にも来ており甘茶を飲みましたからね(笑)
時は確実に流れているんですね・・・。


紫陽花はやっぱり雨が似合う植物なんだな・・・というより
雨に濡れている方が、お肌もツヤツヤで元気いっぱいって感じが伝わりますもんねiconN36kao_22iconN32
それに雨だと人の出入りも少ないから、有り難いのですカメラicon12


石畳も潤っていて美しいですねぇ~iconN07
つい数年前までは興福寺境内に、これほどの紫陽花は無かったと思うのですが
よくぞこれだけ紫陽花の数を増やしたものだと、ひたすら感心するばかりですよiconN37kao_9icon11


実はコロナ禍の影響は、ここにも広がりを見せており。。。
去年も開催できなかった「紫陽花季」ですが、今年も大々的に発することは叶わず
紫陽花に逢いたいと思う人たちが、密かに静かにこっそりと?山門をくぐることしか
許されないという・・・まるでお忍びの恋?のような感覚の観賞タイムですわiconN37kao_7icon10


すると雨にも関わらず、本堂付近で重そうなカメラを首からぶら下げた女性が1人
こちらに向かって会釈をされるではありませぬか!!
ん?おてきちに知り合いなどおりゃせんばい・・・怪しか物売りとちゃうやろなiconN37kao_12icon11


少し距離を置いて、紫陽花の写真を撮っていると・・・
本堂の中に紫陽花の写真を展示しているので、宜しければ観て行かれませんかiconN37kao_21icon10
と声を掛けられ、今はそれどころじゃないのでイヤです。ともいえず・・・


はい、分かりました。と答えて、檀家さんかな?くらいの感じに思って言われるままに
薄暗い本堂へ入ると、いくつか並べて展示されていた紫陽花のパネル写真が
まるで蝋燭の灯りを燈したかのように、望遠レンズ中心のメルヘンチックな写真でしたカメラicon12


絵本の世界のような・・・やさしい色合いのパネル写真を鑑賞しているとまたその女性が
傍までやって来たので、コレは絶対に何か宗教がらみの寄付でも募られるのカモ。。。
と用心していると、な、なんと!!それらの写真を撮ったというご本人でしたよ(笑)


本来なら美術館のギャラリーで展示される予定だったそうですが、それも急遽、中止となり
写真は全て興福寺の紫陽花らしく、ご住職の行為によってここで展示をすることに
なったんだとか。。。
数年前に神奈川県から移住した見えたという【向井万里子】さんの写真展
タイミング良く拝見できて、ちょっと得した気分ですねiconN36kao_17楽譜


そうそう、先月はまだタケノコ姿だった「金明竹」その後、新しい竹は育っているかなiconN37kao_10ハート
と、様子を確認がてら行ってみると・・・
おぉおぉおぉ・・・美しい!!貴方も紫陽花に負けないくらいに神々しいですぅOKkao_18icon14
いつの日にか、家に連れて帰って糠袋でナデナデしながら観賞したいモノですなiconN07


   


Posted by おてきち at 14:41 Comments( 4 ) 寺院

2021年04月11日

黄檗山金明竹寸胴切の花活け

昨日の朝のNHKニュースでも紹介されていましたが、興福寺は黄檗宗を開いた
隠元禅師が住職となられていたことでも有名な寺院なのですが。。。
そちらの鐘鼓楼の建物はあっても、中に梵鐘は吊られていなかったワケですiconN37kao_9icon11


2代目の住職になられた黙子如定(もくすにょじょう)禅師の誓願によって
清朝初期に、華僑から寄付を募って鋳造された梵鐘があったそうですが・・・
それはどうなったのか・・・分かりませんが1820年に再鋳造された梵鐘は
第二次世界大戦中の1940年に破壊された。と記事で読みましたフォルダiconN27


現在の興福寺住職によると、第二次大戦中に興福寺は原爆の影響でほぼ損壊してしまった。
先代住職が数十年の月日を費やして、少しずつ境内の建物を修復したが。。。
梵鐘は失われたままだった。
梵鐘が戻って来た今、私の中には、ようやく戦争が終わったという感覚がある。
と記事に書いてありましたフォルダiconN27


その新しくやって来た梵鐘というのが、長崎県と友好関係にある縁の深い中国福建省にある
福清萬福寺が、長崎の興福寺に対して新しい梵鐘を寄贈されたという友好の証の賜物?が
ようやく鐘鼓楼に吊り下がっていたので、ちょっと拝見して来ましたぜiconN37kao_16炎
除夜の鐘では、一般にも試し打ち?というのか、開放されるのでしょうかね・・・。


その鐘鼓楼の背後にあった、こんもりと可愛く剪定された植物の花ですが。。。
おてきち以前、この花をジャスミンの咲く頃に同時に撮ったのを記憶しており
その時には名前が分からず、ヤキモキしていた同じ花にまた再会できたので
今度こそ名前を、それこそ花しらべアプリで撮った写真から調べ出してやるぜ!!


ということで、一発で名前が出て来ましたわiconN36kao_17楽譜
その名も【唐種招霊(カラタネオガタマ)という、中国原産で江戸時代に導入された
常緑樹で、バナナのような甘い香りがするそうですフォルダiconN27
嗅いでみたけどあまり分からなかったな(笑)
しかしホント、使える相棒ですわiconN36kao_22ハート


そして興福寺といえば山紫陽花ですよ!!
花芽は出ているかなぁiconN07と保管場所へ行ってみると。。。
おぉおぉおぉ・・・以前よりも立派に大きくならはりましたやんかiconN36kao_17楽譜
数も増えているみたいで、色んな建物の隙間に並べてありましたよ(笑)
花開くのが待ち遠しいですねiconN11


あと気になっている存在の竹【金明竹(キンメイチク)がいるので・・・
ちょっと挨拶に行ってみるとicon24icon24
タケノコがいっぱい出ていましたよ!!
金明竹のタケノコかぁ・・・一度、食べてみたいもんですなiconN37kao_21icon28


金明竹」という古典落語があるようですが。。。
言葉の意味そのモノよりも、早口で語られる落語家の話術にオモシロさがあるお噺らしく
あの名作、古典落語の「寿限無」と並んで、前座噺の代表作とも言われているくらいに
なかなか癖の強い?骨董店内で起きる、ちょっと興味深いお噺なんですよ(笑)
興味のある方は、こちらをどうぞyubi_2kao_7icon12
https://www.youtube.com/watch?v=m_ZPntfBlYM


   


Posted by おてきち at 14:15 Comments( 2 ) 寺院