2020年01月23日
近未来都市だった
水平線というのか、なんとなく平行に撮れていないでしょ・・・



海を見続けると酔いそうなので、なるべく視界に入れないようにとは思うものの
そういうワケにもイカず・・・潮の道?に乗っているのか?ゆりかご状態の中
バッテリーが切れたので、慎重に交換作業をしかもデッキで行いながら
スクリューからブクブクと泡が出始めると、その水流によって舵を変えているのでしょうかね?
船の仕組みはまるで分かりませんが。。。
長崎港に到着するまでは、無事を祈るばかりです!!
クジラ島とは反対側が、軍艦島の先端部分にあたる場所なのですが
そこにはどうもプールが設けられていたようですよ



言うまでもありませんが、海水使用の25メートルプールです(笑)
写真には収められなかったのですが、位置的にいうとピンク色っぽいレンガのアーチの
ような建物址が見えるかと思うのですが、その右側から島の中央あたりに貯炭場があって
そこには今も 「貯炭ベルトコンベアー」 の支柱だけが、しっかりと残っていました。
精選された石炭は、そのベルトコンベアーによって貯炭場に蓄えられてから
石炭運搬船に積み込まていたみたいですね・・・。
そして写真の箱穴のような址は、竪坑風洞へ向かうための巻揚げ櫓だった名残りですかね。
また 「天川(あまかわ)」 と呼ばれる、石灰と赤土を混ぜ合わせた凝固剤で凝固された
石材を使用して造られた護岸も、軍艦島の世界遺産登録の対象になっているそうです


こういった天川工法は、市内の所々で今も見られますけどね。
あとやはり島なので、桟橋が必要となりますよねぇ~!!
日本初の 「ドルフィン桟橋」 という、台風が来るたびに流されたり、海中に沈んだりしながらも
1962年に3代目の橋が再建され、軍艦島では不可能だと思われていたドルフィン桟橋でしたが
軍艦島より15メートル対岸の岩盤を、3メートルほど掘り下げて長さ25メートル、幅12メートル
海底からの高さが15メートルの人工島を築くことで、これまでとは違った耐久性の高い桟橋が
完成したそうです。
現在は、軍艦島上陸クルーズ船の接岸場所として使われているそうですよ



軍艦島は塩降町(しおふりまち)と言われるくらいに、海が大荒れになり高波が来るたびに
島に建っている高層アパートを、波は越えて潮びたしになっていたんだとか



その潮水は日照りによって、塩の結晶が出来るほど台風や塩害を受けやすいとの理由から
一部の号棟に関しては護岸に対して直角に建てられ、防潮柵や窓のない壁面などには
防潮対策などが施されていたそうですよ


日々、サバイバルのような大自然とともに暮らしていた端島の子供たちは
大人になった今では、間違いなく逞しい精神力の持ち主となっていることでしょうね(笑)
そしてミネラル分も充分に摂取しているハズだから・・・至って健康体だと思います!!
なんだか船の上からだったけど、今はもう無人島なのに。。。
島の方々からは子供たちの騒ぎ声や、炭坑作業の機械音など色んな暮らしの音が
聴こえて来るような気がしましたよ



さてさて・・・軍艦島とはお別れをして、元来た道へと船は進みます


なんとかお陰様で船酔いすることもなく、帰りも冬風&海水のシブキ(ミネラル分)を
浴びながらデッキに立ち尽くしたままの状態で、それこそ一度も座ることもなく。。。
帰りは帰りの、また行きとは微妙に違う?ショットを撮ろうと、行きと同じポジションで
立っていると、船内の方から何やら歌声が聴こえて来るではありませんか!!
もちろん知らない歌でしたが・・・何事かと気になり、おばさまの様子も伺わないと(笑)
と思い、扉を開けて入って行くと。。。
ナビゲーターである80歳くらいの紳士が解説とともに
十八番の歌を披露されている最中でした



おばさまに声を掛けると、おてきちのあまりに冷えきった手を握り締め・・・
「出て行ったっきりなかなか帰って来ないので、どこまで行ってるのかと思って心配したわ!!」
と握り締めた手を離そうとしないので、ちょっとトイレに行って来るから



と言い訳をして、そのまま元居たデッキのポジションへ戻って今度は長崎港の風景を
せっかくなので、船から目線で記念に何枚か撮って参りました(笑)
おてきちの目的のジャマをするモノは、相手が誰であってもロク以外は許さないじょ~



長崎港対岸にあるのは、飽の浦にある長崎造船所(本工場)ですね


1857(安政4)年、徳川幕府の長崎鎔鉄所設立に始まる。
かつては戦艦 「武蔵」 を建造した船台と、30万トンドックがあり。。。
護衛艦などの建造・修理改造を行っている場所のようです


世界遺産にもなった、今でも現役の 「ジャイアント・カンチレバークレーン」 も
非公開施設なのですが、すぐ目の前でしたよ!!
ともに軍艦島を、少しは旅した気分になってもらえたかな



本日の音楽はこちらをどうぞ



https://www.youtube.com/watch?v=F76ocb9wP2s
Posted by
おてきち
at
14:45
│
Comments(
5
)
│
史跡巡り
この記事へのコメント
近未都市・・・言い過ぎかなァ。炭鉱従事者以外の街が、未来都市なら未来は知りたくない。
Posted by
た
at
2020年01月23日 21:31
一部、と書くつもりを端折ってしまったので「炭鉱従事者以外の人の居ない街」と読み替えて・・・。
Posted by
た
at
2020年01月23日 21:35
おばさまは、この旅楽しかったのか大変心配です。船酔いと待ち続ける不安と・・・
Posted by
ハチ
at
2020年01月24日 10:14
た様
いつもながら難解なコメントで(笑)
おてきちは未来より、過去より、今が1番だと常に感じているタイプなんです♬
心がけていることは、心が喜びそうなことや前向きだな~、と誰もが感じる言葉。
そういった時間の欠片をつなぎ合わせて、今を一生懸命に生き抜く計画です!!
この心意気を継続することで、日々、ちょっとずつだけど運気が上がっているのは
言うまでもないんですけどね(^-^)♬
いつもながら難解なコメントで(笑)
おてきちは未来より、過去より、今が1番だと常に感じているタイプなんです♬
心がけていることは、心が喜びそうなことや前向きだな~、と誰もが感じる言葉。
そういった時間の欠片をつなぎ合わせて、今を一生懸命に生き抜く計画です!!
この心意気を継続することで、日々、ちょっとずつだけど運気が上がっているのは
言うまでもないんですけどね(^-^)♬
Posted by
おてきち
at
2020年01月24日 12:30

ハチ様
楽しくないと言えば、次がない!!と思っておられるようなので
それはそれで楽しかったみたいですよ(笑)
待つ喜びってヤツでしょうかね(^-^)
楽しくないと言えば、次がない!!と思っておられるようなので
それはそれで楽しかったみたいですよ(笑)
待つ喜びってヤツでしょうかね(^-^)
Posted by
おてきち
at
2020年01月24日 13:24
