2019年10月06日

嘗て・・・

10月3日の夕暮れ時、今年も長崎くんちに向 けて 庭見せ行事が無事に行われましたicon21face03icon14
なんとか雨も昼過ぎくらいには止んでくれたので、踊町の方々も飾りつけの準備など
最終仕上げに大忙しの様子だったと思いますね・・・。

嘗て・・・

祭りといえば大津祭の時に、お手伝いをしていた頃の慌しかった時間を思い出しますicon11
献酒を用意したり、道案内のチェックをしたりと・・・裏方は本当に忙しいモノで
計画通りに事が運ぶなんてことはまず有り得ないし。。。

それこそ台本なしのハプニングはツキモノで、目の前で起こった事に対して
どのような対処方法が ベストなのかを、常に模索しながら表舞台に立つ人たちの
ジャマにならないように、また目立たないように、黒子に徹することこそが基本ですからねiconN37kao_7icon12
おっと!!ちょっと熱くなっちまったぜぃ炎(笑)

嘗て・・・

今年の庭見せには、ちょっとそれなりに熱くなる理由があって・・・
というのは、通常は一般公開はされておらず見学はできない庭なので。。。
でも7年に一度、今日のこの日だけは、一般にも開放されるとあって、おてきちも楽しみに
していた庭見せの場所のひとつなんですiconN37kao_22iconN04
以前にブログで玄関の写真だけでしたけど、書いたことがある その場所は
かつて長崎随一の料亭だった 【迎陽亭】 跡の庭なんですよねぇ~iconN07

嘗て・・・

初めて敷居をまたぎ、園内というか、屋敷内に入ると・・・右側には小さな茶室がひとつあり
現在もこの茶室は使われているそうですicon12お茶icon12
料亭があった頃からの建物なのかな・・・?

1804 (文化元) 年、江戸の料理人であった 杉山 藤五郎という人物が来崎し
出来大工町の川岸に、料亭 東語楼を開業
その後、上筑後町 (現在の玉園町) に移転し、迎陽亭と改称します。
                       参考資料~広助の 『丸山歴史散歩』 ~より拝借

嘗て・・・

そして料亭の名前の由来については、敷地から見える 彦山から昇る日の出が
望めたことから 「迎陽亭」 と名付けられたようですフォルダiconN27
また江戸時代は、この料亭の場所が立地的にも便利だったみたいで
長崎奉行所や諸藩の役人さんなどが、頻繁に利用されていたそうですよiconN37kao_16iconN32

嘗て・・・

その当時は1000坪ほどあったのかな?とにかく広大な敷地だったようですが。。。
現在、残っているのは 杉山氏の私邸と料亭の庭園の約 1300 ㎡ と書いてあったから
約 400坪ないくらいってことでしょうか・・・随分と縮小されてしまったようですねicon23kao_9

嘗て・・・

庭園にはその当時からあったのでしょうかねぇ・・・?
お稲荷さん&朱の鳥居に、立派な 「臥龍の梅」 がありましたよiconN10
きっと今でもベテランの植木屋さんが来て、しっかりと手入れをされている感じでしたねはさみicon12

嘗て・・・

そして今回のお宝は・・・この写真の中にある 灯籠です(笑)
これはただの石灯籠じゃなかばい!!
地元のテレビで紹介されていたので、これは是非とも見ておかねばicon21kao_16iconN30
と目的をこの灯籠に設定して、張り切ってやって来たワケですよ~iconN07

嘗て・・・

おっと!!お化粧直しをされてますやんか(笑)
テレビで見た時の姿は、丸く くり抜かれた窓がチャームポイントだったのですが。。。
さすがに今日は庭見せなので、和紙が貼られてのセクシー仕様になっているようですわてんとうむし
それは置いといて・・・その灯籠 に刻まれていた名前が 【遠山 左右衛門】 なんちゃら???

嘗て・・・

ハランで隠れてよく見えなかったのですが。。。
こちらはどうも 第83代・長崎奉行であった「遠山 左右衛門尉景晋 (カゲクニ)」 という
あの遠山の金さんで有名な 「遠山 景元」 の父上が寄進かな?された灯籠のようですよ!!

調べてみると、1804 (文化元) 年 12月、ロシア船来航につき長崎に出張御用と Wikipedia に
書いてあったので・・・その後も長崎奉行や作事奉行、勘定奉行まで長崎で務められているので
まさにこの迎陽亭の icon12V I Picon12 だったに違いないですなiconN37kao_2iconN34icon12
歴史上の著名人の名前を見ると、リアルに感じられて満足感もマシマシですなiconN12

嘗て・・・

参考までに、3年前に書いたブログの記事ですyubi_2kao_21
おてきちも意外と?シブトイというか・・・執念ですよね(笑)
好奇心は若さの秘訣!!皆さんも人生の楽しみ (目標) を常に設定して
1日、1日を大切に・・・365日充実した時間を過ごして下さいねいぬiconN12
https://minomushidou.shiga-saku.net/e1247326.html

嘗て・・・



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Posted by おてきち at 07:19 │ Comments( 2 ) イベント
この記事へのコメント
 桜吹雪の遠山金四郎の父上が長崎奉行だった・・・噂は小説の中では有名だけど、歴史上の事実だった証拠があったのですね。
 小説でも結構面白かったけど。
Posted by た at 2019年10月08日 14:43
た様
有名なんですか(^-^)?
そういえば昨日、前日の奉納を観た後に歴博に立ち寄ったんですね。
するとお宝がいっぱいあって、しかも写真もOKだったから撮りまくり♪
またブログにアップするので、お楽しみに!!
Posted by おてきちおてきち at 2019年10月08日 15:46
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