2018年02月09日

西洋料理専門店跡

若宮稲荷さんから少し下った細 い坂道の辺りに、地元の龍馬ファンが運営されているという
亀山社中資料展示場」 が建っていて、その展示場には龍馬の手紙(写し)や海援隊士の
写真などが壁一面に飾られているそうです。
おてきちは、展示場内に入ったことはありませんが。。。
以前、この前を通った時にはプレハブっぽい建物だったように思うけど。。。
何か和風っぽい、茶室?いや、庵のような新しい建物 に変わってるなぁ~icon12face08icon12

西洋料理専門店跡

この資料展示場が建っている辺りに、1863 (文久3) 年の頃 【良林亭】 という西洋料理専門店が
あったそうです。
当時、先駆けであった西洋料理店を開業したのは「草野 丈吉」 という人物で、草野氏は18歳のとき
出島和蘭商館出入りの商人に雇われ、その推薦でオランダ人の洗濯係りやボーイを勤め
のちにオランダ人と起居を共にしながら料理の腕を磨き、西洋料理の調理法を極めたそうですカレーicon12
また良林亭は、六畳一間の部屋で、6人以上のお客様はお断りだったと説明版に記してありましたよフォルダiconN27

そして1864 (元治元) 年には、店舗を他所に新築し 【自遊亭】
1865 (慶応元) 年に 【自由亭】 と改称して、1878 (明治11) 年に馬町にある 諏訪神社前に進出!!
グラント前アメリカ大統領が立ち寄った際には、コーヒーや洋酒、果物などを出されたそうですコーヒーicon12いちご
1887 (明治20) 年 に廃業
自由亭時代の建物は、現在グラバー園内に移築されていますフォルダiconN27

しかし六畳一間とはねぇ~・・・或る意味、贅沢な料理店ですよねiconN37face02icon10
どのような西洋料理が出されていたのか、ちょっと興味深いところではありますが。。。
きっと新しいモノ好きの龍馬のことだから、ブーツでも履いて通っていたカモね(笑)


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Posted by おてきち at 13:18 │ Comments( 3 ) 史跡巡り
この記事へのコメント
 コートの季節は三人かも。茶席なのかな。
Posted by た at 2018年02月09日 22:10
 コートの季節なら三人かも。起きて半畳、寝て一畳。テーブルの無い時代だから、問題ないかも。
Posted by た at 2018年02月09日 22:14
た様
実のところ、出島の外人たちと交流があった草野氏の料理店には小さい店構えながらも
テーブルは置いてあったらしく、椅子は酒樽だったみたいですよ(笑)
草野氏は、親交のあった五代友厚氏が明治元年、外国事務局判事として大阪在勤になったのを
きっかけに大阪進出をされたそうで、明治元年かな?に中之島にあった「自由亭」というホテルの
洋食を草野氏が経営?されていたみたいですね・・・。
中之島中央公会堂の地下にあった食堂のルーツを辿ると。。。
どうも長崎で、日本最初の洋食屋を開業した草野氏の「良林亭」に辿りつくようですよ(^-^)
リニューアルされてからは今もあるのかどうかは知りませんけどね(笑)
Posted by おてきちおてきち at 2018年02月10日 15:03
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