2021年02月05日
ゲートウェイ
2020年のオリンピックにあわせて、昨年3月に開業した
東京の環状鉄道、山手線の新駅で山手線30番目の駅【高輪ゲートウェイ駅】
海と陸とをつなぐ新しいゲートとなることを期待されて、この駅名となったそうです

鉄骨と杉の集合材で作られた、折り紙形状のフレームで支えられていて
天井も高く明るく開放的な空間の駅ですよね・・・。
木のフレームと白い膜の組み合わせは、和紙を用いた日本の障子を
想起させる構造となっているようです



ちょっと模型の写真では分かり辛いと思うけど。。。
壁面には、木の板を凹凸をつけて貼る「大和貼り」と呼ばれる伝統的技法が
用いられているそうです。
なんかサロンパスの貼り方でも、何とか貼りって名前が色々ついてましたっけ(笑)
そういえば隈建築では、この大和貼り技法が随所で見られたような。。。
ちなみに滋賀県の【守山市立図書館】も手掛けておられるようですね




続いては公共性とは少し縁遠い?ような建築【小松マテーレファブリックラボラトリー】
その見た目は、まるで建物全体を巨大な蜘蛛の巣で覆われたような。。。
異様とも思えるその素材は、カーボン・ファイバー!!

RCのラーメン構造に耐震補強を施し、オフィスビルをミュージアムに改装


通常のカーボン・ファイバーは曲げることが出来ず、建築素材として使うには
様々な困難があったそうですが、地元北陸に伝わる「組み紐」の技術を用いて
カーボン・ファイバーに柔軟性を与えることが可能となり、鉄以上の強度で
はるかに軽いロッドを用いた、全面的な補強が実現した。
そのような内容のことが、キャプションには書いてまりました


こんなにオシャレな耐震補強なんて見たことないですよ!!
地元の伝統技術(産業)を巧く取り入れた建築工法が活かされて
風土に根付くというか、その土地に溶け込んだ手法がクマ流なんでしょうね

環境にやさしい屋上緑化もあるみたいですよ

展示室の出口近くで見掛けたのが、熊本市にある【浜田醤油】
登録文化財に指定された江戸時代の醤油蔵を、カフェ、ショーキッチン、バー
などがある、見学者を受け入れることの可能な蔵へと改装された建築で
2016年の熊本地震で傷んだ、伝統的ナマコ壁を復活させ。。。
古い土壁の下地である竹小舞を露出したり、屋根裏の丸太を組んだ骨組みを
見せたりして、今流行りの魅せるインテリアでもって再生された建築でした


とにかくどの建築を見ても、模型ですが、それでも一度現地へ行ってみたくなる・・・
それが隈建築の持つチカラというか、どこかしら誰しもが感じる(求める)
懐かしさなんだと、おてきちは思いますね


土に還るじゃないけど、改めて木造建築の美しさや温もりのようなものを
再確認させてくれる建築家なんだな・・・と飾り過ぎない自然体の建築に
興味がわいて来ましたよ


明日も続きます。

東京の環状鉄道、山手線の新駅で山手線30番目の駅【高輪ゲートウェイ駅】
海と陸とをつなぐ新しいゲートとなることを期待されて、この駅名となったそうです


鉄骨と杉の集合材で作られた、折り紙形状のフレームで支えられていて
天井も高く明るく開放的な空間の駅ですよね・・・。
木のフレームと白い膜の組み合わせは、和紙を用いた日本の障子を
想起させる構造となっているようです



ちょっと模型の写真では分かり辛いと思うけど。。。
壁面には、木の板を凹凸をつけて貼る「大和貼り」と呼ばれる伝統的技法が
用いられているそうです。
なんかサロンパスの貼り方でも、何とか貼りって名前が色々ついてましたっけ(笑)
そういえば隈建築では、この大和貼り技法が随所で見られたような。。。
ちなみに滋賀県の【守山市立図書館】も手掛けておられるようですね




続いては公共性とは少し縁遠い?ような建築【小松マテーレファブリックラボラトリー】
その見た目は、まるで建物全体を巨大な蜘蛛の巣で覆われたような。。。
異様とも思えるその素材は、カーボン・ファイバー!!
RCのラーメン構造に耐震補強を施し、オフィスビルをミュージアムに改装



通常のカーボン・ファイバーは曲げることが出来ず、建築素材として使うには
様々な困難があったそうですが、地元北陸に伝わる「組み紐」の技術を用いて
カーボン・ファイバーに柔軟性を与えることが可能となり、鉄以上の強度で
はるかに軽いロッドを用いた、全面的な補強が実現した。
そのような内容のことが、キャプションには書いてまりました


こんなにオシャレな耐震補強なんて見たことないですよ!!
地元の伝統技術(産業)を巧く取り入れた建築工法が活かされて
風土に根付くというか、その土地に溶け込んだ手法がクマ流なんでしょうね


環境にやさしい屋上緑化もあるみたいですよ

展示室の出口近くで見掛けたのが、熊本市にある【浜田醤油】
登録文化財に指定された江戸時代の醤油蔵を、カフェ、ショーキッチン、バー
などがある、見学者を受け入れることの可能な蔵へと改装された建築で
2016年の熊本地震で傷んだ、伝統的ナマコ壁を復活させ。。。
古い土壁の下地である竹小舞を露出したり、屋根裏の丸太を組んだ骨組みを
見せたりして、今流行りの魅せるインテリアでもって再生された建築でした


とにかくどの建築を見ても、模型ですが、それでも一度現地へ行ってみたくなる・・・
それが隈建築の持つチカラというか、どこかしら誰しもが感じる(求める)
懐かしさなんだと、おてきちは思いますね



土に還るじゃないけど、改めて木造建築の美しさや温もりのようなものを
再確認させてくれる建築家なんだな・・・と飾り過ぎない自然体の建築に
興味がわいて来ましたよ



明日も続きます。
Posted by
おてきち
at
15:35
│
Comments(
2
)
│
美術館・博物館
この記事へのコメント
守山文化会館は何度も行っていますが、図書館は知らない。大体、図書県内の文化館は、ほぼ同じ形態だから、図書館も、と思っていたけど、守山市立図書館だけ違うのか。
守山市は意外と文化性に強い市長が居たみたい。
守山市は意外と文化性に強い市長が居たみたい。
Posted by
た
at
2021年02月05日 18:56
た様
色んな角度から見るというのは、見聞が広がりますよね(^-^)
今、長崎も新幹線の新駅やら、タワーマンションなどが新しくなりつつある最中なので
おてきちが数年前に撮った建物&風景は、既に立派な古写真になっていますよ(笑)
色んな角度から見るというのは、見聞が広がりますよね(^-^)
今、長崎も新幹線の新駅やら、タワーマンションなどが新しくなりつつある最中なので
おてきちが数年前に撮った建物&風景は、既に立派な古写真になっていますよ(笑)
Posted by
おてきち
at
2021年02月06日 14:29
