2021年01月04日

茶話

今年は新年から、なぜだか飲み物に関する話題が続いておりますが。。。
おてきちも初めて知った、大阪・千日前にて昭和9年創業というから
それなりに歴史のある、老舗珈琲店【丸福珈琲】を暮れに頂きましたので
どのようなお味なのか、楽しみに飲ませて頂こうじゃありませんかiconN37kao_22iconN32

最近は紅茶が主流になっており、ストックしてある珈琲の賞味期限が
そろそろ気になり始めたのですが・・・
新しいモノ好きというワケではないけれど、珍しいモノ好きであることに違いはない!!
なので、まずは口にしたことのない珈琲店の方から、新春初の珈琲初めとさせて
頂くことに致しましょうぞOKkao_22iconN04

茶話

丸福珈琲の「濃い珈琲の極み」を生み出した創業者である 伊吹貞雄氏は
鳥取県の商家に生まれ、彼が目指したものは洋食レストランのオーナーシェフに
なることだったそうですiconN37kao_11icon28
志を抱いて、くいだおれの街 大阪へ出て来たところ、いざ自分のレストランを
出店する際に当時、世界的にハイカラな街 銀座や帝国ホテルに憧れを抱き
東京に上京することを決心!!
丸福珈琲店」を創業する前に、東京武蔵小山にて洋食レストラン「銀嶺」の
オーナーシェフとして腕を揮いはじめたそうですフォルダiconN27
得意の料理は、ドミグラスソースを使ったタンシチューが評判だったんだとかカレーicon12

とにかく研究熱心な人物だったようで、自分なりに作り上げた器具(ドリッパー)と
焙煎豆を使って、銀嶺では食後の珈琲をお客様に提供してみたりしながら。。。
軌道に乗り始めた銀嶺を閉め、大阪に戻って今度はレストランではなく
当時、大阪で一番にぎやかしく栄えていた街、新世界にて珈琲専門店を
開業されたんだそうです!!
これが昭和9年「丸福珈琲店」の歴史の始まり、はじまりぃ~iconN28楽譜

商売人の街、大阪だけあって・・・来店されているお客様も著名人が多いiconN37kao_16icon12
東京ブギウギ」を大ヒットさせた歌手、笠置シヅ子氏や昭和の新国劇を支えた
名優、辰巳柳太郎氏など・・・

また小説、田辺聖子著「薔薇の雨」では、丸福珈琲店が舞台になっているそうです。
他にも、昭和天皇が島根・鳥取方面を訪れられた際には、たった一杯の珈琲を
天皇陛下にお出しするため、 冷水で身を清め白装束で焙煎に挑んだんだとかiconN37kao_12icon11
ものすごい気合いの入りように、滝行を連想してカタマッテしまいますなぁicon23kao_4icon10
エピソードも珈琲豆のように濃いお店のようですね(笑)

参考までにyubi_2kao_21丸福珈琲店」のHPを添付しておきます。
https://marufukucoffeeten.com/kinen80/

そうそう、お味の感想は・・・珈琲はどこまでいっても誰もがよく知る珈琲の味ですが
ただ淹れる人間の性格が、そのまま正確に出るものだから・・・
時にメチャクチャおいしい珈琲が淹れられたり、またエグイッ!!と驚くほどの苦い珈琲を
淹れてしまったりと、毎朝、例え同じ豆で淹れたとしても、決して同じ味には出合えない。
と、季節の変わり目は特に情緒不安定の?おてきちは考えるワケですが(笑)

でも「丸福珈琲店」の珈琲は、歴史&エピソードがある分、幾分か重かったように
感じますかねiconN36kao_7icon11
いやいや、重みを感じる?いや、重厚さを感じる?
語れば語るほどに深みにハマル・・・まさに新世界を感じた珈琲との出遭いでした(笑)


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Posted by おてきち at 14:12 │ Comments( 2 ) グルメ
この記事へのコメント
 小生はアンチコーヒー。田舎風の日東紅茶を濃く出して、一日分わかせ、お茶として飲んでいます。
Posted by た at 2021年01月06日 11:43
た様
日東紅茶はやっぱり美味しいですよね♬
お茶として飲む・・・なるほど、それは発想がなかったわ(^-^)
おてきちはチーズケーキの時ばかりは、不思議と珈琲が飲みたくなるんです。
組み合わせ(相性)がイイんでしょうかね(笑)
Posted by おてきちおてきち at 2021年01月06日 14:47
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