2019年10月12日
龍の息遣いが聴こえる
諏訪神社には、3000人の観客で埋め尽くされていました。
令和元年、この3日間に全てを賭けるため・・・全ては 「くんち」 のために!!
踊り馬場は熱気に溢れていましたよ


長崎くんちといえば、龍踊 (じゃおどり) でしょ!!
5番町は籠町の 【龍踊】 です



長崎くんちで龍踊を奉納されている町は、全部で4ヶ町あって。。。
その中でも籠町の龍踊こそが、本家だと、町の皆さんは声を揃えて仰います


鎖国時代、唐人屋敷の隣にあった籠町は竹かごを作る職人さんが作った町で
その竹かごは、中国の荷物の梱包には欠かせないモノでした


そのうちに交流も深まり、唐人屋敷に住んでいた中国人から龍踊を教わるようになったそうです。
なので、300年以上もの歴史が籠町の龍踊にはある!!というワケなんですねぇ~


でも不思議に思うのは、民間人の間でのやりとりに通訳なんているハズはないだろうし。。。
きっと見よう見まねで覚えたのでしょうね!?
やはり祭りは、国境を越えたコミュニケーションツールですな(笑)

黒い衣装をまとい、腰には黄色い手拭いかな?を垂らした龍衆と呼ばれる人たちは
黒い雲と黄色い稲妻を表しており、その黒雲の上を龍が月 (宝珠) を探して追いかける姿を
表現しているワケですが。。。
長ラッパの音色は龍の鳴き声を表しているらしく・・・そのラッパの音が、やけに耳に残るんですよ

唐楽拍子によるリズムに合わせて、爆竹も響くものだから リアリティがスゴイ!!
中国楽器による演奏は、全て楽譜があるワケではなく口伝えで継承されているところも
驚きですが、ドラが鳴り始め雲を呼び・・・続いてパラパラ?と呼ばれる鞨鼓 (かっこ)は
雨の音を表しているそうです



それらの音色に合わせるようにして、龍が走り、うねり、舞う姿は、まるで狂言?能?歌舞伎でも
観ているかのような迫力で、黒雲を演じている存在すら忘れてしまうほどに魅せられましたね


こうやって祭り全般を見て思ったのは、本踊のお囃子だったり、オランダ船の西洋楽器ベルリラや
龍踊の唐楽拍子など、バラエティに富んだメロディが聴ける祭りって長崎ならではでしょうね



しかも神社の舞台で、龍が舞う!?これってまるで雨乞い神事じゃないの!?
と勘違いしてしまうくらいに、長坂から観る龍踊は、迫力もあって見応えがありましたよ


この龍は長さが20メートルあるんですって!!ちょうど今年、50年ぶりに新調されたそうです。
龍が舞うたびに、キラキラとウロコが輝いて本当に生きている感じがしましたよ

そのウロコですが、全部で13種類ある大小様々なウロコ の枚数は8000枚!!
それを龍衆さんたちが手作りで、縫い付けまでされたそうですよ


祭りに賭ける思いが強い、強い(笑)
体力だけでなく、裁縫までされるとは。。。奥義を窮めてらっしゃる!!

耳で感じて眼で愉しみ・・・爆竹の煙のニオイや場内の空気のニオイまで敏感に感じながら
あと足らないのは、触覚と味覚だけかぁ~・・・。
縁起物としてまかれる手拭いの中には、一口香や鮎菓子が入っていたりするそうなので
何とかして G H T したかったけど、こればかりは運のチカラもありますからね



籠町の傘鉾には、町の歴史を象徴する ドラや長ラッパといった中国楽器が飾られていました。
また輪 には、阿吽の双龍が長崎刺繍でもってあしらわれていましたよ!!
やはり長崎刺繍は豪華ですねぇ・・・


遠目で見ても、その盛り上がりが分かるくらいですから。。。手仕事の妙ですわ

江戸時代、龍踊りは大変 珍しかったらしく、江戸や名古屋まで興行に行っていたという
記録も残っているそうですから・・・現在でもそうだけど、長崎といえば 「龍踊」 というくらいに
その当時から、長崎の代表的な演し物だったというワケですな。。。
長崎くんち、385年の歴史の重みを感じます



こうして7年間を通して長崎くんちを見て来て感じたのは、祭りというものに対する町の人の心
想いや気持ちを表現するための道具として、色々なアイテムがあるだけで。。。
本来、祭りというものは人と人とが交わるための結束行事でもあり、神様という仲介人のもとに
それぞれの気持ちを表現する場であったのだろうな・・・というふうに、おてきちは解釈しましたよ(笑)

そう思えたのは、長崎という 「和・華・蘭」 文化が入り混じった風土だからこそ
見比べる素材も多かったのと、国境を越えた文化の集大成を長崎という日本の土地で
しかも300年以上も続いているというから、その根付きようの シブトサ?に呆れた・・・というか
町の人たちの心の広さに、異国の血を感じましたね・・・。
受け取り用によっては、誤解を招くカモ知れませんが。。。
おてきちは長崎が、7年前よりは確実に好きになっていることは確かですね(笑)
1週間、祭りの話題にお付き合い頂き・・・感謝を申す!!
そういえば、宵山は中止になったようですね・・・残念。
でも本祭りは大丈夫?でしょうから、大津の街も賑わいそうですな


令和元年、この3日間に全てを賭けるため・・・全ては 「くんち」 のために!!
踊り馬場は熱気に溢れていましたよ



長崎くんちといえば、龍踊 (じゃおどり) でしょ!!
5番町は籠町の 【龍踊】 です



長崎くんちで龍踊を奉納されている町は、全部で4ヶ町あって。。。
その中でも籠町の龍踊こそが、本家だと、町の皆さんは声を揃えて仰います



鎖国時代、唐人屋敷の隣にあった籠町は竹かごを作る職人さんが作った町で
その竹かごは、中国の荷物の梱包には欠かせないモノでした


そのうちに交流も深まり、唐人屋敷に住んでいた中国人から龍踊を教わるようになったそうです。
なので、300年以上もの歴史が籠町の龍踊にはある!!というワケなんですねぇ~



でも不思議に思うのは、民間人の間でのやりとりに通訳なんているハズはないだろうし。。。
きっと見よう見まねで覚えたのでしょうね!?
やはり祭りは、国境を越えたコミュニケーションツールですな(笑)
黒い衣装をまとい、腰には黄色い手拭いかな?を垂らした龍衆と呼ばれる人たちは
黒い雲と黄色い稲妻を表しており、その黒雲の上を龍が月 (宝珠) を探して追いかける姿を
表現しているワケですが。。。
長ラッパの音色は龍の鳴き声を表しているらしく・・・そのラッパの音が、やけに耳に残るんですよ

唐楽拍子によるリズムに合わせて、爆竹も響くものだから リアリティがスゴイ!!
中国楽器による演奏は、全て楽譜があるワケではなく口伝えで継承されているところも
驚きですが、ドラが鳴り始め雲を呼び・・・続いてパラパラ?と呼ばれる鞨鼓 (かっこ)は
雨の音を表しているそうです



それらの音色に合わせるようにして、龍が走り、うねり、舞う姿は、まるで狂言?能?歌舞伎でも
観ているかのような迫力で、黒雲を演じている存在すら忘れてしまうほどに魅せられましたね



こうやって祭り全般を見て思ったのは、本踊のお囃子だったり、オランダ船の西洋楽器ベルリラや
龍踊の唐楽拍子など、バラエティに富んだメロディが聴ける祭りって長崎ならではでしょうね



しかも神社の舞台で、龍が舞う!?これってまるで雨乞い神事じゃないの!?
と勘違いしてしまうくらいに、長坂から観る龍踊は、迫力もあって見応えがありましたよ



この龍は長さが20メートルあるんですって!!ちょうど今年、50年ぶりに新調されたそうです。
龍が舞うたびに、キラキラとウロコが輝いて本当に生きている感じがしましたよ

そのウロコですが、全部で13種類ある大小様々なウロコ の枚数は8000枚!!
それを龍衆さんたちが手作りで、縫い付けまでされたそうですよ



祭りに賭ける思いが強い、強い(笑)
体力だけでなく、裁縫までされるとは。。。奥義を窮めてらっしゃる!!
耳で感じて眼で愉しみ・・・爆竹の煙のニオイや場内の空気のニオイまで敏感に感じながら
あと足らないのは、触覚と味覚だけかぁ~・・・。
縁起物としてまかれる手拭いの中には、一口香や鮎菓子が入っていたりするそうなので
何とかして G H T したかったけど、こればかりは運のチカラもありますからね



籠町の傘鉾には、町の歴史を象徴する ドラや長ラッパといった中国楽器が飾られていました。
また輪 には、阿吽の双龍が長崎刺繍でもってあしらわれていましたよ!!
やはり長崎刺繍は豪華ですねぇ・・・



遠目で見ても、その盛り上がりが分かるくらいですから。。。手仕事の妙ですわ

江戸時代、龍踊りは大変 珍しかったらしく、江戸や名古屋まで興行に行っていたという
記録も残っているそうですから・・・現在でもそうだけど、長崎といえば 「龍踊」 というくらいに
その当時から、長崎の代表的な演し物だったというワケですな。。。
長崎くんち、385年の歴史の重みを感じます



こうして7年間を通して長崎くんちを見て来て感じたのは、祭りというものに対する町の人の心
想いや気持ちを表現するための道具として、色々なアイテムがあるだけで。。。
本来、祭りというものは人と人とが交わるための結束行事でもあり、神様という仲介人のもとに
それぞれの気持ちを表現する場であったのだろうな・・・というふうに、おてきちは解釈しましたよ(笑)
そう思えたのは、長崎という 「和・華・蘭」 文化が入り混じった風土だからこそ
見比べる素材も多かったのと、国境を越えた文化の集大成を長崎という日本の土地で
しかも300年以上も続いているというから、その根付きようの シブトサ?に呆れた・・・というか
町の人たちの心の広さに、異国の血を感じましたね・・・。
受け取り用によっては、誤解を招くカモ知れませんが。。。
おてきちは長崎が、7年前よりは確実に好きになっていることは確かですね(笑)
1週間、祭りの話題にお付き合い頂き・・・感謝を申す!!
そういえば、宵山は中止になったようですね・・・残念。
でも本祭りは大丈夫?でしょうから、大津の街も賑わいそうですな



Posted by
おてきち
at
10:50
│
Comments(
6
)
│
イベント
この記事へのコメント
やっぱり、龍踊やね❣️
傘鉾…。去年のTV番組で見て、どんだけ体力いるねん❗️と感じた事を思い出しました。
傘鉾…。去年のTV番組で見て、どんだけ体力いるねん❗️と感じた事を思い出しました。
Posted by
horirin
at
2019年10月12日 11:23

horirin 様
そうなんですよねぇ。。。
3日間、奉納踊りを合計5回して、その他にも駅前広場や庭先回りといって
お花代を頂いているお店などを練り歩いては、その店先で踊りを披露するそうで
金額によって舞う時間は違うみたいですけど、軒数が何百軒とあるので
それだけでも重たい龍を、朝から夜遅くまで担いで回るのは苦行ですよねぇ。。。
今年の長崎くんちも、全国のケーブルメディアで4K放送されるそうですよ(^-^)
もしも見る機会があれば、長坂にいるおてきちを探してみて下さいな(笑)
ちなみにサングラスをして、別人に変装?しているので・・・どうかなぁ!
そうなんですよねぇ。。。
3日間、奉納踊りを合計5回して、その他にも駅前広場や庭先回りといって
お花代を頂いているお店などを練り歩いては、その店先で踊りを披露するそうで
金額によって舞う時間は違うみたいですけど、軒数が何百軒とあるので
それだけでも重たい龍を、朝から夜遅くまで担いで回るのは苦行ですよねぇ。。。
今年の長崎くんちも、全国のケーブルメディアで4K放送されるそうですよ(^-^)
もしも見る機会があれば、長坂にいるおてきちを探してみて下さいな(笑)
ちなみにサングラスをして、別人に変装?しているので・・・どうかなぁ!
Posted by
おてきち
at
2019年10月12日 13:48

台風も無事、滋賀県は・・・・と言うと、被害とはいえないまでも、何とか通過。
何故か滋賀は大きな災害(受けた個々の方にはお詫びして)の少ない地域みたい。
一瞬、停電ッと思ったけど、5分で再点灯で良かった。あくまで大津田上の話だけど。
何故か滋賀は大きな災害(受けた個々の方にはお詫びして)の少ない地域みたい。
一瞬、停電ッと思ったけど、5分で再点灯で良かった。あくまで大津田上の話だけど。
Posted by
た
at
2019年10月13日 11:50
今回の台風は、やはり恐ろしい風でしたが、前回の台風より風は弱かったように感じました。また、停電もなかったので、ほっとしています。でも、「命にかかわる・・・」のTVの報道を見て、窓ガラスの補強や車のガソリン満タン、風呂への水保存等やりましたよ。ブルーシートも、ようやく何とか確保でき、養生テープはほとんど売れていて、最後の2本を確保しました。今日は、竹箒を買いにホームセンターに行ったら、同じような人が何人もいて箒がバカ売れでした。
Posted by
ハチ
at
2019年10月13日 12:35
た様
良かったです(^-^)
母にも一応、大戸川の状態はどう?と確認をしたところ
「今、鯖寿司を作ってて忙しいから、また後で!!」
と言われ、そのまま無視されてましたからね(笑)
逞しいというのか、能天気というのか。。。
今はロクの心配をしなくてイイ分、おてきちとしては随分と気持ちが軽く?
なりましたけどね♪
でも滋賀は本当に安全?というか、神に守られた土地だと思いますねぇ~。
ちなみに停電は何時ころにあったのですか?
きっと母は知らなかったでしょうけどね。。。
良かったです(^-^)
母にも一応、大戸川の状態はどう?と確認をしたところ
「今、鯖寿司を作ってて忙しいから、また後で!!」
と言われ、そのまま無視されてましたからね(笑)
逞しいというのか、能天気というのか。。。
今はロクの心配をしなくてイイ分、おてきちとしては随分と気持ちが軽く?
なりましたけどね♪
でも滋賀は本当に安全?というか、神に守られた土地だと思いますねぇ~。
ちなみに停電は何時ころにあったのですか?
きっと母は知らなかったでしょうけどね。。。
Posted by
おてきち
at
2019年10月13日 16:10

ハチ様
ご無事で何より!!
災害時には、思わぬモノが売れるから・・・予測がつきませんよね(^-^)
しかし用意周到というか、手抜かりなく台風を迎えられたことに感無量?ちょっと違うな(笑)
でも千曲川流域などは大変なことになってますよね。。。
日本全国、あちこち狙い撃ちされて災害保険(建物共済かな?)会社はパンク状態でしょうね。
人事じゃないですな。
ご無事で何より!!
災害時には、思わぬモノが売れるから・・・予測がつきませんよね(^-^)
しかし用意周到というか、手抜かりなく台風を迎えられたことに感無量?ちょっと違うな(笑)
でも千曲川流域などは大変なことになってますよね。。。
日本全国、あちこち狙い撃ちされて災害保険(建物共済かな?)会社はパンク状態でしょうね。
人事じゃないですな。
Posted by
おてきち
at
2019年10月13日 16:17
