2019年10月09日

伝統あるビードロ細工

3日間とも天候に恵まれ、長崎くんちも本日が最終日となりましたiconN28
ですが、おてきち見聞録は祭りが終わっても、まだまだ余波?余韻のブログは
書き綴られて参りますので・・・お付き合いの程、よろしゅうたのんますiconN36kao_11iconN32

伝統あるビードロ細工

今日は2番町、魚の町の 【川船】 ですiconN37face02tenki_1
中島川近くにある町で、昔は魚市場があったことから魚の町となったそうです。
それにちなんで、川船を奉納されているみたいですね船iconN30

伝統あるビードロ細工

そして魚の町の傘鉾飾りですが・・・これがスゴイんですよ!!
何がスゴイのかというと、輪と呼ばれるドーナツ状の部分は蛇籠で編まれていて
その中には、さざれ石が詰められていますyubi_2kao_21

伝統あるビードロ細工

その輪の上に飾られているのが、鯛3匹、伊勢海老、マトウダイ、魚籠(びく)
打たせ網、青竹の竿、葦、といった漁に関係のある道具などが飾られているワケですが。。。
実はこれらの全てが、長崎ビードロ細工でもって仕上げられているそうなんですよiconN37kao_16iconN04

伝統あるビードロ細工

以前にもどこかの川船で、ビードロ細工があったのを記憶 していますが。。。
魚の町の魚籠なんて、まるで本物の竹で編んであるみたいで・・・すこぶる繊細ですねぇ!!
こういった傘鉾の製作や調整、復元新調までを手掛ける職人さんが魚の町におられるそうで
そういった名物職人の多大なチカラのお陰で、現在もこうやって伝統ある祭りは受け継がれて
いるんですよねぇ・・・iconN37kao_18icon12

伝統あるビードロ細工

庭見せの時には、こうやって間近でジックリと見られるのが特典なんですけどね(笑)
ビードロ細工のもつ輝きが、夜の照明の光に反射してキレイでしたよiconN07
くんち本番では、今度は朝日を受けて自然の輝きを放つ、魚の町の傘鉾はやっぱり最高でしたネ!!
尾頭付きの鯛の後ろ姿が、おてきちには眩しすぎるぜiconN36face10icon12

伝統あるビードロ細工

傘鉾で町の紹介が終わると、続いて演し物の登場です船iconN30
その前に、町内の方々が整列をして神様への一礼が終わると、まずは奉納前に各踊町の
特色がデザインされた手拭いを、桟敷席や長坂に向けて一斉に投げられるワケですよiconN37kao_16iconN30
それを取ろうと、皆が必死に手を伸ばし・・・運が良い人はその手拭いをお土産に持ち帰るんですiconN12

伝統あるビードロ細工

色んな隠し玉を踏まえつつ、祭りのハイライトがやって来ました!!
川船といえば、小学生の男子が演じる 網打ち船頭さんですiconN37kao_21icon14
2回投網を行うのですが、最初は5匹、2回目は7匹と・・・大漁を目指して4ヶ月も前から
投網の練習を、お父さんに付き合って貰いながら750 回もして来たそうですから。。。

伝統あるビードロ細工

7年に1度、選ばれし小学生の男子 網打ち船頭の座は、長崎の小学生男子なら誰もが憧れる
ポジションなんだそうですよ(笑)
今年の船頭さんも、練習の成果が見て取れるような 美しく見事な網打ちの所作でしたねiconN36kao_22iconN32

伝統あるビードロ細工

それから場内の解説では、網打ち船頭が着ていた着物の裏には若冲の 「貝尽くし」 を
あしらった裏地が使われている、と見えないところにも粋さを秘めているといった心意気を
解説でカバー?されていましたよ(笑)
この世の中には、言葉で言って貰わないと分からないことって、意外と多いものなんですicon23kao_9icon11

伝統あるビードロ細工

川船は毎年、必ず奉納される演し物で、長崎くんちの中でも人気の高い演し物ですが
ルーツとしては、筑豊地方の柳川から入って来たと思われるそうですフォルダiconN27
江戸時代には行列モノや曳き物ではなく、通り物が主流だったのが。。。
明治以降になると、時代は変わって動きを求めるようになって行ったようで。。。
その当時には、1年に3ヶ町がそろって川船を奉納した時もあったくらいに。。。
川船は当時から大人気だったみたいですよiconN37kao_22iconN07

伝統あるビードロ細工

その結果、踊町が互いに競い合うようになって・・・川船も華やかになって行ったんだそうですicon12face06icon12
解説者によっては、ちょっと知らない深い裏話というか。。。
貴重なルーツの話題を聴かせて貰えると、さらに祭りに対する見識の幅?も変わって来るし
下手な解説は不要だけど、情報として使えそうな解説はもっと発信して行くべきだと
おてきちは常々思う ワケですたいさかなicon10
今夜は鯛が食べタイじょ・・・下手な駄洒落は他人に勇気を与えるハズ?なので、必要ですOKkao_22iconN01


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Posted by おてきち at 14:56 │ Comments( 2 ) イベント
この記事へのコメント
 長崎のお祭りは、京都の祇園会の小型みたく見える気がするけど、主役が観光客じゃない所に親しみを感じる。
 同県内だけど、佐世保にもいろんな祭りはあるのかな。
Posted by た at 2019年10月09日 19:29
た様
長崎くんちは、どちらかといえば見物するというよりは、参加型の祭りのようで。。。
観客も一緒になって盛り上げましょう!!というのが、お決まり?みたいですよ(^-^)
なので、祭りが始まる前には長坂の見物客だけでなく
桟敷席の観客にも掛け声の練習をさせて、声が小さい桟敷の人たちは
何度も何度も「ヨイヤァ~」を言わされてはりましたからね(笑)

佐世保ですかぁ・・・長崎と佐世保の距離は、滋賀でいうと長浜と大津くらいの感じですが
そういうと佐世保の祭りは、あまり聴いたことがないなぁ。。。
また調べてみようかな(笑)
でも伝統のある祭りは、多分ないんじゃないのかな???
Posted by おてきちおてきち at 2019年10月10日 13:33
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