おてきち見聞録

続きましての踊町は４番町の 【金屋町】 で、出し物は・・・本踊になりまするぅ～
こちらの町内は、ＴＶ局や地元企業が立ち並ぶ場所で 住宅地としても人気があるところです。
座りっぱなしで長時間 見ていると腰が辛いので、少し歩いて散策がてら桟敷席の１番上まで
上がり、そこから全体の景色を撮ってみましたよ


熱心な見物客の後姿からも、覚めやらぬ祭りの熱気が感じ取れますねぇ～・・・。
金屋町の本踊は 「諏訪詣 金屋傾城綾錦」 といった創作舞踊のようですが。。。
長崎くんちの起源は、江戸時代に２人の遊女が踊りを奉納したのが始まりなんだそうですよ


町内の小学１年～５年生までの９人が、禿 （かむろ） と呼ばれる 花魁 （おいらん） の小間使いをする
少女の役を演じていて、赤いべべ姿も可愛かったですね
そして、花魁を演じている踊り子さんたちの艶やかなこと！！
思わず知らず知らずのうちに、気が付けば ズームで撮っていましたよ


ちょっとここで 「くんち雑学」 のコーナーです！！
「花」 と書かれた、この凧のような紙こそが長崎くんちの習わしとなっている貴重な一品でして。。。
要するに踊町や、その個人に送られる御祝儀を意味しているのだそうですよ


この 「花」 紙の裏側には名前を書いて渡すそうですが、ご祝儀袋よりは色気があって粋ですよね
初めて見たときには、この飾り付けってセンスが無いよなぁ～って思ってましたけど。。。
理由を知れば、それは花文化といった風習が今でも当たり前に息衝いているということなんですよね・・・。
「花」 紙を眺めつつ、遠くに見える美しい華の舞に くんちに於ける色んな 「しきたり」 を知った おてきちでやんす