おてきち見聞録

諫早市の中心部を流れる本明川は、日本一小さくて短い一級河川なんだそうです。
その川面には昔っから飛び石が２ヶ所設けられていて、本明川を渡る唯一の通路として
市民が利用されていたそうです
なんか飛び石って懐かしいなぁ～おてきちも渡ってみることに！！
しかも形とイイ、大きさとイイ、墓石もしくは巨大硯みたいで立派な石やわ


もともと本明川は江戸時代に氾濫を繰り返し、橋がすぐに壊れてしまっていたため
人が向こう岸へと渡れるように、このような飛び石が設置されたそうです。
昭和３２年７月に起きた「諫早大水害」の時に、これらの飛び石も流失したらしく。。。
その後、地元自治会の強い要望もあって昭和６３年３月に旧眼鏡橋の形をイメージして
復元された飛び石なんだそうです


長崎大水害よりも２５年ほど前に起きた諫早大水害では、市内中心部を流れる
この本明川が氾濫し、当時の川幅は今の半分くらいだったんじゃないのかなぁ・・・。
上流で発生した土石流が市内を襲い、さらに江戸時代に架けられた石橋造りの
立派な眼鏡橋は、その頑丈さゆえに流木や瓦礫をせき止め市街地への被害を
更に拡大させたと書いてありました


長崎大水害では死者２９９名でしたが・・・諫早大水害での死者は５８６名
数字だけ見ても、その当時の水害の激しさや恐ろしさを物語ってますよね
こうやって本明川沿いを散歩していても、目に映るのはとても穏やかな風景で
やはり大規模な河川整備の甲斐があってか、水害の爪痕は消えて
今では結構色んな水鳥が泳いでいたりして、郷土の景色とかぶりましたよ（笑）


しかも両脇に設けられた遊歩道のお陰で、ウォーキングを楽しむ高齢者たちと
何度かすれ違いましたしね（笑）
暮らすなら、こういう散歩コースが充実した場所って理想的ですよね
ロクだって雨の日も、肉球が汚れる心配をすることなく連れて来られるし。。。
って、もうロクはこの世にいないんだけどね


この本明川で昔はウナギがよく獲れたらしく、今でも諫早市といえばウナギが有名で
江戸時代からの川の恵みだったんでしょうね。
おてきちも以前一度だけ、この近くのうなぎ割烹店で楽焼鰻を食べましたよ（笑）
今でも本明川でウナギは獲れるのかなぁ
しかしこんなに浅瀬で、きちんと整備されていてはダメでしょうね・・・。


結構、駅前から歩いて来たけど。。。
２つ目の飛び石を今度は向こう岸へと渡り、階段を上って次の目的地は【高城神社】
ん？これは何かなぁ～？「本明川飛び石さんぽみち」という案内板が目につきましたが
調べてみると、地域住民らと大学生などが協力して本明川に親しんで貰おうと
川沿いの名所などをイラストで示した案内板を、今年２月に設置されたモノみたいです。
確かにこういったイラスト入りの案内板があると、ホッコリしますわなぁ～