花に生まれて

おてきち

2021年04月10日 10:58

花の命は短いけれど・・・人の一生だってそれほど長くはない
また生きている証として、病のキズあとだったり心の闇であったりと
知らず知らずのうちに、色んな証明書を持って生きているんですよねぇ~。


昨日は花見日和にはピッタリの、心地の良いそよ風も吹いていたので
一昨年だったかに、お花の先生に貰ったエビネが立派に咲いているので
それを報告がてら、庭でお茶会を開こうと思いつき、お誘いしたワケですよ


皆さん(特に持病を持っておられる高齢の方々)は、思いの外長引いているコロナ禍の今
自粛自粛で、気分的にも随分と滅入っておられる様子が見受けられたので。。。
思い切って誘ってみたところ、行っても宜しいかしら


と笑顔で返事が返って来たので、チーズケーキを作って珈琲を淹れておもてなしをしました。
もちろん女子会の話題の中心は、おてきちが「花まつり」で見て来た花々の話でした
興福寺の住職は花好きでも知られていて、珍しい万葉植物【二人静】がありましたよ!!


最初、白い水引かなぁって思っていると、雲水さんらしき男性がこれは二人静というのです。
と教えて頂き、おてきちがまだ蕾なんですね?と訊ねると、いえいえ、これで満開の姿です。
名前通りに咲き姿も控えめなんですな(笑)


名前の由来は、源義経の愛妻「静御前」とその幽霊の舞う様子を描いた謡曲「二人静」に
ちなんでいるらしく、別名は「早乙女花」というそうです
一人静は知ってたけど・・・二人静っていうのもあったのか


続いての珍しき植物は【花筏】です!!
近江商人の屋敷内で見た記憶があるくらいで、長崎で見る機会があったとは。。。
いやぁ~、懐かしき植物との再会に・・・ただただ感激です


ハナミズキも咲く寸前のOKサインのような形が好きで。。。
あまり市内で見掛けることはないけれど、興福寺に来ればこのように撮り放題(笑)

住職も話されていたけど、今年は牡丹がたくさん咲いたのですが既に終わり
今は芍薬が咲き始めてますよ


牡丹って咲いている姿しか見た記憶がなかったけど、散り際の姿がちょっと怖い
ハイヒールを履いて?シンクロナイズドしている人の足がニョキニョキ出てるみたい(笑)

そんな花の感想をアレコレ話ながら、二人静どころか大騒ぎの茶会でした
「元気が出たわ」と言って帰られたので、主催者としては大満足(笑)


花を見ると、ふと浮かぶ言葉が「置かれた場所で咲きなさい
毎日を、私の一番若い日として輝いて生きるなどなど。。。
数々の力強い名言を残されている、ノートルダム清心学園理事長(渡辺和子氏)の言葉ですが
おてきちの人生の師匠は、何も言わない花を通して自分なりに解釈をするようにしています




関連記事