コマツナギ

おてきち

2021年03月31日 12:15

近江の春菓子に・・・感謝致します
老舗でも、このようにインスタ映えする菓子を試みておられるようですな(笑)
実はちょうど乾燥させて、冷蔵庫で保存しておいた「クロモジ茶」を
いつか季節の和菓子と共に飲んでみようと思い、準備万端だったところに
狙ったかのように和菓子がやって来たものだから、この抜群のタイミングで
初飲みをさせて頂きたく候!!


先日、ブログにアップしました、クロモジの黄色い花が咲き終わった頃に
枝の先端の方にだけ、わずかですが新芽が出て来た葉っぱを摘み取り
天日に干して乾燥させておいたのが、それこそちょうど1杯分ほどしか飲めない
分量ですが、それを急須にいれて5分抽出!!
飲んでみた感想は・・・想像していた以上に香りがイイのと。。。
おてきちとしては初めて飲む味で、どちらかと言えば健康茶?のような風味かな(笑)


それと同時に、これもまた偶然なのですが。。。
主人にクロモジの幹といっても、切り花で買って来たモノだから削れるほどのサイズには
少々厳しいかな・・・とは言っていたのですが、それでも物は試しなので菓子楊枝を作って
もらうハズだったけど、やはり細すぎたみたいです

すると主人の提案で、庭に大きく育って来ている月桂樹の枝を使って作ってみようか!?
ということで、ちょうど完成ホヤホヤの月桂樹の菓子楊枝の出番が来ましたよ
本当に「満を持す」とは、こういう事をいうのだ!!と思いましたね
ちょいと違うかな(笑)


月桂樹の菓子楊枝で切った断面の萌え具合、いかがです
サクラ餡が美しく層を成していますよね・・・。
郷土の風景が目に浮かびます

咲いた桜になぜ駒つなぐ駒が勇めば花が散る
今朝の北の富士親方のコラムに書いてあった、端唄というか都々逸の一説みたいですが
おてきちは初めて聞いた言葉なので、意味を調べてみたら、これがなかなか意味深で(笑)


それで端唄⇒都々逸⇒駒つなぎ⇒コマツナギ・・・次々にネットサーフィンした結果
オモシロイ植物の名前に辿り着き、それが【コマツナギ】という一度はきっと
誰しも目にしたことのある、山野草の一種なんですけどね
姿は知れども、名は知らぬ!!そんな草花かな。

コマツナギは漢字で「駒繋ぎ」と書くそうで、名前の由来としては茎が丈夫なため馬を
繋ぎ止めることが出来るから・・・という説や、コマツナギは栄養価も高い上に美味しいため
馬の足が留まる、といった話もあるみたいですよ

また、若い頃の葉っぱ&花は山菜として食べることが出来るらしく。。。
あまり有名ではないそうですが、揚げ物やお浸しにするとイイみたい
初夏になれば咲くので、おてきちの野草を食す魂に火が灯りましたぜ
ふふふ・・・思わぬ所から、大きな収穫を拾ってしまった。
これって瓢箪から駒?ってうのかな(笑)これぞ駒繋ぎ!!オソマツ様でぇ~い


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