ソテツ地獄
ところで。。。蘇鉄 (ソテツ) の花って見たことあります?
おてきちは初めて見たのですが、その実 (種子) は 秋から冬にかけて朱色に熟すそうですが
その種子からはデンプンが採れるらしく、沖縄や奄美諸島では 「
救荒食料」 とされていたんだとか
そして何と!!「
蘇鉄みそ」 という調味料まで蘇鉄から作られているとは。。。知りませんでしたよ
ちなみに下の写真は、カラスウリです
確かに日本全国、ご当地みそって調べてみると色々種類が豊富ですが。。。
オレンジ色をした蘇鉄の実を原料にして作られた味噌は、奄美の郷土食材のひとつみたいですね
ですが、有毒の植物としても知られる蘇鉄を食用にするには、昔ながらの手間と時間をかけた
丁寧な作業工程が必要とかで、毒抜きという工程は避けては通れないんだとか!!
皮を剥ぎ、時間をかけて充分に水に晒し、発酵させ、乾燥するなどの処理をしてから
食用に加工されていたそうですが、食料が少なかった飢饉の際にはこのようにして毒抜きをして
飢えをしのいでいた。。。という記録があったりして、それでも蘇鉄の毒にやられて苦しむ人も
出ていたらしく、そこから
【ソテツ地獄】 という言葉が生まれたそうですね・・・。
同じ毒にやられるとはいっても、フグ地獄とは意味合いがちょっと違いますよね
鮮やかなオレンジ色をした蘇鉄の実は、握ってみると思った以上に固く、良いツボ刺激になるので
某寺院にあった蘇鉄の実を、記念に何個 かお土産として貰って帰りました
奄美などの地域によっては、運動会の玉入れ競技に 蘇鉄の実を使用されたりしているみたいですよ!!
ところ変われば、その地域ならではの愉快な日常が待っているって話でした(笑)
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