最近、恐ろしくハマってしまっているのが水晶探しでして(笑)
ま、今に始まった趣味でもなく・・・遡ることウン十年前!!
おてきちが小学生だった頃の遊びというか、楽しみのひとつとして
学校から帰るなり、1人で向かった先は家から徒歩5分の河川
もちろん夏季限定だったのですが、特に雨上がりに行くと膝丈くらいまで
水はあったように記憶していますが、川砂に手を突っ込んでゴソゴソしていると
デッカイ雲母もしくは、水晶(煙水晶や白水晶など)が見つけられたんですよねぇ~
今でもそのコレクションは、大事に保管しています(笑)
時間を見つけては、滋賀の名所を自慢しようと主人を連れ回しておるワケですが
今回、行った先は
【琵琶湖博物館】
コロナ禍ということもあって、事前予約を済ませてからの入館でしたけどね
すると偶然にも見つけてしまった、水晶などの展示コーナー!!
もう興奮してしまって。。。大人げなく?写真を撮りまくってしまいましたよ
まず目に飛び込んで来たのが、地域の人びとによる展示コーナーで「
田中光徳」氏という
人物が滋賀県で採集された鉱物と、水晶型をした展示ケースは自作なんだそうですよ!!
素晴らし過ぎませんか
鉱物をコレクションされている方々は、センスの良い人物が多いように思います(笑)
パネル展示を読んでいくと、元彦根藩士の「
杉村次郎」という人物のことが紹介されていました
石の世界での大御所?といえば
【木内石亭】なんでしょうけど。。。
杉村次郎氏は、明治時代に滋賀県で開発された鉱山にゆかりのある
鉱山技師だったそうです
滋賀報知新聞の記事によると、戦国時代中期に鈴鹿山系の君ヶ畑という所でも
銀山が発見されたらしく、それ以来、日野町や多賀町、土山町などでも
銅山や鉛山、亜鉛鉱山が見つかっているそうです。
その中の政所にあった蓬谷鉱山は、あの明治の実業家の五代さまが経営されていたんだとか
やはり先見の眼がある人は、目の付け所が違いますなぁ~
あと田上山といえば
【トパーズ】でしょ!!
って偉そうに言うてますけど・・・実はおてきちにも鉱物採集の師匠がおられまして
この師匠のお陰で、ますます石の世界にのめり込むような羽目になってしまったワケですが
師匠のコレクションの中には隕石や化石やらと、採集ブツの範囲も広く。。。
おてきちはまだ初心者の域に過ぎないので、やっぱりキラキラしている水晶の方が
気に入っているのが現状ですかね
産地が田上山産のトパーズは明治10年、東京上野公園で開催された
「
第1回内国勧業博覧会」に日本で初めて、杉村氏によるトパーズの名前での出品は2点あり
賞牌を授与されたというから、地元人間としてはちょっと感動じゃないっすか
県内では、他に高島市でも少量だけど産出するような事も書いてありましたよ
水晶の大きさも様々で、このようにデッカイサイズ感のもあれば小粒だけど
ちゃんと美しい六角柱状の結晶になっている水晶もあったりして。。。
とにかく惹き付けられる魅力を持った不思議な石だと、地元に帰って来て改めて感じますね。
水晶について調べてみると、極めて普通にみられる結晶鉱物らしく
特に花崗岩中にある石英脈の花崗岩質ペグマタイトと呼ばれる空洞の中で産出されるそうです
日本では山梨県甲府付近、岐阜県苗木地方、滋賀県田上地方ですって
灯台下暗し・・・こんなにも近くにお宝が眠っていたとは・・・
また水晶にも色んな名前がついていて。。。
「
ススキ入り水晶」というのは、水晶の結晶中にトルマリンなどの柱状の鉱物が
インクルージョンとしてあるモノ
インクルージョンとは・・・鉱物などに入っている液体や小さな結晶などのことで
細い苦土電気石が入り込むことによって、ほのかに黄緑色に映る姿がススキのように
見える結晶体なんですが、おてきちはまだ実物にお目に掛かったことはありません
苦土とはマグネシウムの意味らしく、マグネシウムを主成分として含んでいるトルマリンは
結晶を熱することで電気を帯びるため、電気石と呼ばれているそうです
コロナ禍で世界的に?引きこもりがちな生活が続くせいかは分かりませんが
鉱物の人気が高まっているそうですね
これからも石に関する話題は、チョコチョコ登場すると思うので
石に関する情報などあれば、どんな些細な事でもイイのでおてきちに提供してやって下さいまし
琵琶湖博物館内で展示されていた石の種類は
水晶、トパーズ、方鉛鉱、電気石、ザクロ石、硫砒鉄鉱、雲母、藍鉄鉱、方解石
玻璃珪石、黄銅鉱、バラ輝石、などなど。。。
知らない名前の石ばかりでしたが、それほど石に興味はなくとも、自然界で生まれた
これらの美しき滋賀県産の鉱物に鉱石
この機会に是非一度、近くで見てみる価値はあると思いますよ
10月1日までの展示みたいなので、興味のある方はお早めに!!
いつかそのうち機会があれば、おてきちコレクションもアップしようかな(笑)