心ほどける時間

おてきち

2020年11月05日 10:46


息を吸うではなく、息を呑むような、美しい風景でしょ・・・
これは無料で配布されている、観光案内の「諫早旅時間」というパンフですが
長崎市にある中島川に架かる、あの有名な眼鏡橋よりもデッカイ石橋で
最初見た時は、あまりのデカさに驚きましたね


この石橋が昨日の本明川に実際、架けられていた橋で、諫早大水害後にこの諫早公園内へと
移設されたそうです
日本最大級の二連アーチ橋で、石橋では日本で最初に国の重要文化財に指定されたという
石橋建築を目指す方々にとって、ここはある意味、聖地カモね!!


本明川の2つ目の飛び石を渡り、地上へ上がって横断歩道を渡ると
すぐ目の前に眼鏡橋は鎮座しているワケですが・・・
橋の欄干かな?に常夜灯というか、ランプが設置されていて遠くからでしたがそのフォルムを
目を凝らしてよぉ~く見るとガメラだ!!いやスッポンか?がランプを背負ってましたよ


こういった遊び心にくすぐらるワケですが、それにはもちろん理由があるみたいで。。。
本明川の大亀説話や、高城神社跡が亀城と呼ばれており亀が城を守った?といった
謂われから、頂上には「亀塔(がめんとさん)」が奉られているそうです
なるほどね・・・ガメラではなく、スッポンでもなく、シンプルに亀さんなワケね(笑)


おぉおぉ・・・お久しぶりです!!永久不壊の石橋さん
何度見ても美しく、1839(天保10)年に架けられたそうですが、当時の石工職人の
技術の高さたるや・・・素人でもこれだけ感動するんだからプロならきっともっとカモ
来るのがちょっと早かったか・・・紅葉の頃に来れば良かったなぁ


木の橋ではないけれど、橋の真ん中を歩くたび頭に浮かぶのは。。。
このはし、わたるべからず
子供のころに憧れた?一休さんのトンチ話ですね
なので橋を渡る時は、無意識のうちに今でも真ん中を渡ってしまいます(笑)


文化財というのは、保存するにあたってイバラの道が広がっている事と想像します。
だけど、壊すのは一瞬の作業であっても、これを造った江戸時代の職人の技を
完成された実物を見ながら、現世の人たちがそれぞれに思いを馳せることが出来る
これこそが文化財に対する大きな意味合いを持っているのでは・・・
と、おてきちは常々思うワケですよ



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