あまりの清々しい青空にそそのかされて?暑さをついつい忘れてしまって
気が付けば路面電車に揺られ、梅雨の晴れ間にグラバー園まで来てしまいましたよ
市民に限り期間限定ですが、無料で入園できるという特典に弱いおてきちです(笑)
グラバー園に来る道中の土産物店も、半数以上はシャッターが下りていて
中には閉店された店舗も何軒か見られ・・・観光客の来ない長崎の街は
この先、いったいどうなって行くのだろうか。。。
長崎市魚の町にある、創業から311年の老舗
【江崎べっ甲店】も今月中に閉店を
されるとニュースで報道されていましたが。。。
そのべっ甲店で、江戸時代に魚の町で行われていた踏み絵の台帳とやらが
新たに2冊発見されたそうです
記事によると、近年66冊(1746~1865年)が江崎家に所蔵されていることは
一部の研究者の間で知られていたそうですが、この2冊はそれより古い1745(延享2)年
および1816(文化13)年のモノで、計68冊となった。と書いてありました
歴史のある老舗べっ甲店が閉店されるのは、淋しい気も致しますが。。。
これも時代の流れだと受け入れて・・・べっ甲だけに亀の写真と共に話題に
取り上げてみた次第です
そして現在、旧グラバー住宅では耐震化を含む保存修理工事が行われており
建物内の見学は出来ませんが、このようにデッキが設置されていてその通路から
旧グラバー住宅の屋根などの修理現場が、見学できるようになっていました
現存する日本最古の木造洋風建築で、世界遺産にも登録されている貴重な
文化財建造物ですから、後世の人々へ引き継ぐためにも大切に残さなければ
ならないので・・・数十年に一度、こういった大規模な保存修理を行うそうです
ちょうど煙突が見えている位置になるので、下の写真の右端あたりになりますね
個人的な感想ですけど・・・日本建築に比べると全体的に華奢なイメージがしますなぁ~。
やはりその当時とすれば、これが基本的な木造洋風建築だったのカモ知れませんけどね。
年表によると1939(昭和14)年に、グラバーの嫡子・倉場富三郎が三菱に売却
された後、1957(昭和32)年に、三菱長崎造船所が創業100周年記念事業の
一環として長崎市に寄贈され1958(昭和33)年に一般公開が開始されたワケですか
その後1967(昭和42)年に、修理工事に伴う調査で建築年代が確定されて。。。
現存する日本最古の木造洋風建築である事が判明したんだそうです
歴史にはちゃんと道筋があるワケですな・・・。
だいたい保存修理の期間としては、約2年間ほど要するみたいですね