天狗の祖先か?

おてきち

2020年05月16日 16:59

長崎街道沿いに面する矢上神社は、江戸時代、旧矢上村だった頃は佐賀・鍋島藩の
家老であった諫早氏の知行地だったので、すぐこの近くには「番所」という地名があり
そこには、鍋島藩・諫早領主が家臣を派遣して睨みを利かせたという「諌早領役屋敷跡
が残されており、見学は出来ないけれど雰囲気のある板塀の外観が見られます


そのように歴史のある街道を、矢上神社から番所方面を目指して100mも歩いたでしょうか?
住宅地の細い路地道へ入った辺りに【八幡神社】の案内板があったので。。。
以前から気にはなっていたものの、真正面に待ち構える階段を見ると
ちょっと心が折れそうになってしまって、また今度でいっか


と、先延ばしになっていた神社のひとつでもあったワケですが。。。
神社というからには、もしかして運が良ければ御朱印が受けられるカモ!!
そう思えば目的を果たすためにこんな階段など、へのカッパさっ
すると階段の上を這うようにして生存している、このオオクスの生命力に感動です


きっと夏場は暑いだろうに・・・頑張って生きているんだなぁ・・・エライ。
説明版によれば、この神社は1667(寛文7)年の建立みたいですが。。。
2本のオオクスは、それ以前からの主のようですって
ということは、樹齢がおよそ350年以上!?


ご長寿でいらっしゃる御神木に出合えただけでも、なんか嬉しいです
巨樹・巨木林の調査によると、もっとも長命のクスノキでは1000年を越えるモノも
存在するそうですが。。。屋久杉なんかだと確か樹齢2000年以上の大木が多いんですよね。
そう考えると巨樹、巨木の世界って、おてきちの知らない世界ですわ(笑)


そして階段を上り切った場所にあった境内の広さは、まさに猫の額ほどでビックリ!!
思わず、なんじゃこりゃ~!!って誰もいないのを良いことに叫んでしまったくらいですよ
それこそ大昔は、もっと敷地があったんでしょうけど。。。
金網がされた向こうは公園のようになっていたので、市が買い取ったのでしょうかね?


氏子さんたちが居るのかどうかは分かりませんけどね
せっかく上って来たのだから、何か珍し気なモノはなかろうか・・・
すると、おてきちの真贋に叶った獲物を発見しましたぜ!!
見つけてくれと言わんばかりの、おどけた表情の狛犬さんとご対面


可愛いじゃないですか!!
四天王に踏みつけられている、悪鬼のようなポージングですが。。。
ここは神社なので、一応、狛犬でイイんでしょうね(笑)
もしかして、この近くに古寺でもあったのでしょうかね?


矢上地区って、ちょっと風変わりな狛犬との出合いが待っているから、楽しいです
拝殿の中を覗いてみると・・・おやおや!?
時代のありそうな、マニア好みのお宝が保管されているではありませぬか
間違いなく今は使われていないでしょうけど、立派な御神輿が保管されていましたよ!!


ガラス越しの撮影なので、窓からの太陽光線が反射して。。。
なかなか思うように撮れなかったけど、渾身の1枚をなんとか撮り終えて完了
だってこんな場所で、目をギラつかせながら拝殿内を盗撮していたら
コレは絶対に怪しい人物と見なされますからね(笑)


いやぁ~、良い御神輿や可愛い狛犬にも出合えて、来た甲斐がありました
今度は矢上地区にある、1607(慶長12)年開山の浄土真宗本願寺派
【教宗寺(きょうそうじ)にも行ってみたいなぁ~と思っています
まだ行ったことのない土地をマーキングするのは、おてきちにとっては最高の喜びじゃ
コツコツと縄張りを広げねばな




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