神社おこし

おてきち

2019年11月28日 14:59


諫早といえば 「おこし」 が有名らしく。。。
森長」、「杉谷本舗」、「つかさ本舗」 と地元の御三家とも呼ばれる老舗も含め
名物なのが分かります
しかも諫早の 「黒おこし」 と呼ばれるモノは、日本三大おこしの1つとも言われ
東京浅草の 「雷おこし」 と大阪の 「岩おこし」 に並んで有名所なんですねぇ~。


つかさ本舗からほど近い場所にある 【諫早神社】 で、ちょうど1か月前になりますが
御朱印を頂いた折に、おまけに付いて来たのが 「神社おこし」 という
それこそ ジンジャー風味のおこしでした(笑)
つかさ本舗のモノかなぁ・・・と裏を見ると、森長さんのおこしでした
やはり派閥というか・・・縄張りというのか、古くからの付き合いというのがあるのでしょうね。


諫早神社ものがたり」 というパンフレットが境内に置いてあったので、読んでみると
いやいや、なかなか歴史の古い神社だと知りビックリ
時代は聖武天皇の頃というから、奈良時代や平城京の頃ということになりますか。。。
聖武天皇は、九州 (4つの国々) を守護する 「四面宮」 という神社を建てるよう
高層・行基に命じたそうです


728 (神亀5) 年、行基は今の諫早の地へ赴き祠を立て、ご神木としてクスノキを植え
四面宮」 という神仏習合の神社を創始したのが、のちの 【諫早神社】 なんだそうです
4つの国々というのは、「筑紫の国」、「豊の国」、「肥の国」、「熊曽の国」 で
これらの4つの顔 (国) があって 「一身四面の神さま」 が守っているという意味みたいですね。
その後、時代は流れ、この4つの国は9つの国に分かれ、九州という呼び名が誕生したそうです


また 「四面宮」 は九州全体を守護する神社であり、諫早地域の氏神さまでもあるワケで
この領地を治めていた歴代の領主たち (西郷家、龍造寺家、諫早家) も、四面宮を地域の
守り神として厚く信仰し、地元の人々は親しみを込めて 「お四面さん」 と呼んでいるそうです。
そういえば、大津の県庁近くにある天孫神社も 「四の宮さん」 とかって地元の人たちは
呼んではりましたっけ


近江の国では確か、一宮(建部大社)、二宮(日吉大社)、三宮(多賀大社)、四宮(天孫神社)
になりますが、長崎での一宮はどこにあるのかなぁ・・・と調べてみると、壱岐と対馬でしたよ(笑)

一の宮」 とは、平安時代から鎌倉時代初期にかけて逐次整った一種の社格で
朝廷や国司が特に指定したものでなく、諸國において由緒の深い神社、信仰の篤い神社が
勢力を有するに至って、おのずから神社の序列が生じ、その最上位にあるものが
一の宮」 とされ、以下、二の宮・三の宮・四の宮と順位がつけられたのです。
しかし、時代の変遷とともに変化もあったようで、一国内に二社以上の 「一の宮」 が
存在するのはそのためです           ~一の宮巡拝会HPより拝借~

話は飛びましたが、ところで四面宮と四宮とは同じ意味なのでしょうかね?
ちょっと気になったもので。。。
しかし・・・おこしも、このくらいのキャラメルサイズだと意外と食べやすいですね

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