月の引力が見える町?

おてきち

2019年04月12日 15:19

海岸線沿いを鹿島方面を目指して走って行くと、その途中の太良町にある
【大魚神社】 の海中鳥居が3基ほど、有明海に浮かぶ神秘的な光景を見ることが
出来るというのを、NHKの旅番組でやっていたのを思い出し 寄り道してみることに


ここ太良町は 「月の引力が見える町」 とも言われているみたいで。。。
最大6 m という日本最大級の干満差が見られるそうですよ!!
そのため海に浮かぶ・・・というよりは、海に沈む?という表現の方が ピッタリきそうな
鳥居の風景をせっかくなので、記念に撮っておきましょうかね


これは佐賀県遺産のひとつみたいでしたが。。。
大魚神社の創立年代は不明らしく、諫早領主・第6代 鍋島 茂元が 1682 (天和2) 年 に
社殿を再興、1693 (元禄6) 年 に鳥居を建立し、ここを海運満足、領 内の安全祈願所と
されたそうですね・・・。


遺産にまつわる物語として、太良町誌によれば。。。
昔、この町に悪代官がいて里人に憎まれていたそうです
村人たちは、その悪代官を 沖の島に置き去りにして帰ったワケなんですねぇ~!!
すると代官は悔いをこの神に祈ったところ、大きな魚が現れ (ブリ、ナミウオとの説もある)
その魚の背中に乗って帰ってきたんですって
このことから、その魚を大魚大明神として祀ったそうです
その奉賛として、木の鳥居を大魚大明神の前の石の鳥居と沖ノ島との間に建て
大魚大明神の一の鳥居として、区民や漁師から崇められているそうです。
昔から町の人々は大魚を食さず、大魚を担った商人も黙って社前を通り過ぎた


大魚神社は地図上で見ると、いにしえの頃より信仰の山と崇められてきた 「多良岳」 と
物語の舞台となった、沖ノ島を結ぶ直線状に配置されていて、太良町の主な産業でもある
農業と漁業 (山と海) が、相互に関連しているという自然哲学を彷彿させているそうですよ


佐賀県の説明によれば、大魚神社と沖ノ島の間に奉賛として建てられている海中鳥居は
広島県の厳島神社や、滋賀県の白髭神社と違い、複数の朱色の鳥居が海に続いており
まさに海の神様の参道!!という様相である・・・ですってさ
おてきちが行った時刻 は正午前くらいだったかなぁ・・・?
潮が引いた干潮時には、鳥居の全景を見ることが出来るのと鳥居をくぐって歩けるそうですよ
明日も旅は続きますが・・・なんかインスタ映え狙いの旅になっているような(笑)




関連記事