先月に続き、今月もまた出島へ来ることに(笑)
広報に今月末までの期限付き無料券がついていたもので、せっかくだからと思い付き
旅の思い出にと、母上を連れて出島見物にやって来たというワケですよ
開園時間すぐだったので、まだ観光客の姿も少なく写真も撮り放題でしたぜ
本日は
【カピタン部屋】 に使用されていた 「
からかみ」 を中心に見ていこうと思います。
何度となくブログには登場したかと思いますが・・・
このオランダ商館長 (カピタン) の居宅に上がると、まず1番に壁紙 にばかり視線が
いってしまって、自宅の壁紙やふすま紙にも 一部屋くらいは贅沢に使ってみたいなぁ~
と、つい熱心に見入ってしまうんです
2階へ上がってすぐ正面にある
【玄関の間】 は、ホールとして使われていたみたいで
1828 (文政11) 年の記録では、この部屋の中央に 「
玉突台」 と書かれており
ビリヤードテーブルが設置されていたそうです
そして玄関の間を正面に見て向かって右側には
【17.5畳の部屋】 があります。
この部屋は玄関脇という位置から見て、商館の主要な事務を執る場所であったと
考えられるそうですが。。。この部屋の壁紙もスッキリしていて 可愛いですよね
次は玄関の間を通って右奥の部屋が
【大広間】 になっていて、そこでは皆で食事をとる
部屋になっていたようです
この部屋はカピタン部屋の中で最も広く、35畳あるそうですよ!!
格式を備えたこの大広間では、日本側との役人などとの応接や饗応の場として
特に重要な役割を担っていたと書いてありました
使われていた壁紙は、弁柄にも似た色彩に桐でしょうかね?
出島で使われている壁紙は、木版摺りの 「
からかみ」 と渋紙摺りの 「
更紗」 という
2種類の手法で作られているそうですが。。。
説明によると、更紗(紙)は図案に合わせて柿渋で固めた地紙で型紙を作り
刷毛で岩絵具を擦り込んでいく作業で、1枚の紙を仕上げるのに何枚もの型紙を使い
少しずつ色を重ねていくそうです。
でも恐らく壁紙の方に使用されているのは、木版摺りの 「
からかみ」 の方でしょうね
お次は菱型の図案が使われている部屋は
【図書室】 です。
出島には貿易のためだけでなく、西洋の最新の知識を求める多くの人々が訪れたそうです。
そういった日本人の要望や質問に答えるためにも、カピタン部屋には 「
百科事典」 をはじめ
たくさんの本が並んでいたようです
最後の部屋は、玄関の間を正面に見て向かって左側にあった
【15畳の部屋】 です。
この部屋は17.5畳の部屋と同様、普段は商館長の事務室として使われていたようです。
こういったオランダ商館員の生活用品などは、自分たちで揃えていたらしく
バタビアからオランダ船でもって出島へ運び、使用していたそうです。
展示されている家具や調度品、生活用品は、オランダや日本で購入したモノや
博物館の資料を参考に製作されたモノだそうですよ
いやぁ~、何度来ても夢が広がる テーマパークだと・・・出島に来るたび思いますねぇ~
きっとこんなんだったのかなぁ?とか、もしかしたらこんな会話もしていたカモ!?とか。。。
好き勝手に想像をめぐらせられるのも、この扇形の場所が現実にある!!
から言えることなんですけどね
明日も出島の話題は続きます