ちょうど彦根が大雪に見舞われる前日の12月25日(土)に
おてきちは鳥居本にある
【百百百百】という十割そばのお店で
久しぶりに食べる地元のお蕎麦に、舌鼓を打っておりました
中山道の63番目にあたる「
鳥居本宿」近くにある蕎麦屋さんでしたが
11時前に少し雪は降り出して、それなりの寒さではありましたけど
新そばの季節、迷うことなく、ブレずに、いつも通りの冷たいお蕎麦をオーダー!!
その当時は旅籠屋も数十軒あった街道の風情が、令和の今もしっかりと残っていますね
彦根の観光ガイドによると、鳥居本の名産というと3つの赤が上げられるらしく
赤い丸薬の神教丸、赤い渋紙の合羽、赤いスイカ
って、鳥居本ってスイカが有名なんですか!?知らなんだ
店内の裏手に回って散策してみると、手あぶりでしょうか
きっと昭和の頃までは使っておられたのでは?と感じるほどの新しさでしたけど
素材が瓦?のようだったので、これで火をくべたならその瓦の上で蕎麦を焼いて
瓦蕎麦などイイですねぇ~
11時オープンのところ、言うまでもなく1番乗りでした(笑)
尾張小牧のナンバーもあったりして、おてきちの推測では間違いなく蕎麦巡りを
されているのだろうな、とライバルの存在を意識しながら店内をパシャリ
奥座敷もあったのですが、予約席も結構あったりして次から次へと客人たちが
入店して来るところを見ると、ここってもしかしたら隠れた名店だったりして
蕎麦愛が止まらないおてきちは贅沢なメニューを発見!!
3種食べ比べの半盛1枚分ずつを計3枚、これに決めました
挽き方、産地がそれぞれ異なる3種類を食べ比べできるなんて・・・
まるで夢のようじゃないっすかぁ~!!クリスマス蕎麦はやっぱ最高ですぜ
そばの実そのモノは、硬く黒い三角錐のような形をしている殻に包まれています。
そのそば殻を取り外した状態のそばの実のことを「
丸抜き」と呼んでいます
まず最初に出て来たのが、福井県産の「
丸抜き」で、さすがに口当たりが良かったですね。
次に出て来たのは、長野県産の信州S11号(ひすいそば)の「
挽きぐるみ」です。
一般的には田舎そばとも呼ばれていて、そば殻の色味を残した野趣あふれる蕎麦のことで
おてきちは、この挽きぐるみ蕎麦が好みなんですけどね(笑)
風味も感じられてパンチもあって。。。そばつゆにも決して負けない
そして稀にですが、舌ざわりがザラっと感じられる時もあってそれが何よりも
蕎麦の存在を強く感じられる辺りが、麺類の中で蕎麦がスキな理由のひとつでもあるんです
そして最後に登場したのが、「
本日の3枚目」の蕎麦で産地は鳥取県産の在来小そば
いやいや、さすがにお腹で蕎麦が膨らみ始めたのか、徐々に口数も減って黙食に(笑)
でもひとつのお店で、これだけの産地の蕎麦が楽しめるとあれば県外からでも客人は
足を運ぶわな・・・と不思議な店名の百百百百と書いて「
ドドモモ」と呼ぶ
蕎麦屋さんで胃袋も大喜びの食事会でした
どうぞ、今年もよろしゅうたのんます