十脚目セミエビ科

お初にお目に掛かります！！うちが噂の「団扇海老」と申しますぅ～
器量がえぇ~言うて、重宝がられてますわ（笑）
刺身よし、 茹でてもよし、焼いてもよし、最終兵器は 味噌汁でおます！！


見た目の形状が団扇（ウチワ）の形に似ていることから、そう呼ばれておりますが
うちもその呼び名は、キライじゃおまへんのや
体長は約２０ｃｍあるか、ないかなんだけど。。。
全体的に押しツブされたような円盤形をしていて、カラダの表面は堅い外骨格に
覆われているあたりなんかが、プレデターに似てるっていうヤカラもいたりする？から
ちょっと失礼しちゃうわね


日常生活は、水深１０～１００ｍくらいの砂泥底を歩行しながら暮らしてるわ
食事は主に肉食系で・・・貝類が結構スキかな（笑）
しかも見た目以上に身が詰まっているのよ
多分あまり知られていないのは、グロイ見た目のせいではなくって。。。
主に西日本で漁獲されるんだけど、産地で消費されてしまうことが多いのよねぇ～。


その理由のひとつに、漁獲量が限られているので希少価値が高く流通量が少ない。
なので市場に出た時には高値がつけられていて、滅多に食べる機会が少ないというワケ。
長崎では五島や平戸で漁獲されているみたいだけど、市内で入手できるのも一時限り！！
出遭いがあれば、迷わず買わないと絶対に後悔するくらいの幻的存在なのよ


主人に捌いてもらって、この身が１匹分になりますね
半透明の白い身は、驚くほどプリップリで・・・
噂通り、食べた感想は、イセエビよりも旨いッ！！
舌の上で感じる旨みが、旬の今だからなのか幾分イセエビよりも味が濃厚！？
残りの団扇海老も全て刺身で頂きましたとさ