一皿の世界に目覚める

おてきち

2019年12月21日 16:55

手を合わせて 「いただきます」 をするのは、食材の命に対する感謝の気持ちだと
これまでは何の疑いもなく思っていたのですが・・・
それは日ごろ作る側が多いので、ついそのような考えが中心になっていたのでしょうね
ここ数か月、毎月19日の市役所の食堂で食べる 【食卓ランチ】 にハマってからは
手を合わせたくなる理由が少し変わって来たワケですよ。。。


それは全面に威圧感を与えるような、目立ったパフォーマンスなどではなく
控えめな部分で、食べる側に自然と気持ち良く箸が進むような工夫が
あらゆる面で施されている辺りが、おてきちが虜にさせられてしまっている
理由のひとつなんだと、我ながら分析をしているワケですが(笑)


この飾りつけも最高だと思いませんか!?
食べる前からテンションが上がってしまい、このような美しいランチが510円というから
申し訳ないやら、有り難いやらで・・・食べないという理由が見つかりません!!
本日のメニューは 【ブリのステーキ】 でした


なるほどねぇ~、ブリといえば照り焼きくらいしかレシピを知らない未熟者のおてきちに
とってはすこぶる勉強になるし、調理法も勿論ですが、それ以上にソースの作り方が
やはり一流のシェフならでは!!って感じの微妙で、絶妙な味が完成されていて
それが特別な調味料とかじゃなくって、家庭にもあるような身近な材料を使って
ソースを完成されているので、この味さえ記憶して帰れば自分の舌(味覚)を頼りに
再現できなくもないッ!!と、素人は簡単に思うワケですよ(笑)


ちなみに、最初はピリッとするような刺激を感じたソースにいったい何が使われているのか?
説明を読んでみると・・・
「香ばしく焼いたブリのステーキに、柚子胡椒風味のピリ辛ソースをかけました。
じっくり煮込んだ、柔らかい大根と相性抜群です!」
なるほど・・・このピリッとした刺激は柚子胡椒だったのかぁ~
最初はヤバイ刺激か!?と不安になり、すぐに熱いお茶を飲んだところこれが余計に唇あたりから
ヒリヒリとして、いつもと違う刺激を感じたので少々ビビッてしまいましたけどね(笑)


そういえば長崎のお雑煮にも、焼いたブリが入ってましたっけ
しかもブリ類に関しては、長崎県が水揚げ量日本一なんだそうですよ!!
一般的には5kg以上のモノを、ブリと呼ぶんだそうですね
それにしても柚子胡椒、おてきちは長崎に来てから食べたというか、知った薬味のひとつで
刺身を食べる時にもワサビではなく、柚子胡椒が定番のようです
以前まで苦手だった刺身も、柚子胡椒だといくらでも食べられるので魔法の薬味と
おてきちの中では呼んでいます(笑)←ホンマかいな


おてきちの中では、ソースの神様というか・・・
料理界のインフルエンサーだと確信しているワケですよ
そんな作り手の細やかな心遣いが表現された一皿の料理を、思う存分いただいた
今年最後の食卓ランチに、心の中で手を合わせ。。。
来年は毎月、欠かすことなく食卓の日に足を運びたいと強く心に誓う。。。
いくつになっても、食欲旺盛のおてきちでやんす


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