昭和56年に長崎へ訪日された、ヨハネ・パウロ2世以来38年ぶりとなる
ローマ教皇を歓迎するムードは熱狂的で・・・
確か38年前は大雪だったそうですが。。。
今朝は珍しく8時過ぎから外は真っ暗になり、稲光とともに雷も鳴り始め
9時半前に長崎空港に到着されたフランシスコ教皇を
まるで大きな雷様が歓迎するかのような、自然界からのセレモニーでしたね
その後、空港から浦上地区にある爆心地公園に向かわれてスピーチをされました
公園内には何千人もの信者や、そうでない人たちも集まっていて・・・
皆さん雨の降りしきる中、カッパ姿で教皇のスピーチに耳を傾けていました。
世界で13億人にのぼるカトリック信者の最高指導者の声で、爆心地から世界へ発信される
メッセージの持つ影響力の強さというのは、宗教だけでなく国際社会に向けて非常に
大きな意味を持つそうです。
「
焼き場に立つ少年」
教皇は1枚の写真に 「
戦争がもたらすもの」 と書いて、教会関係者に配るように
指示されたそうで、この写真は千の言葉よりも人の心を動かし得る。
と言われたそうです
長年に渡り、核廃絶を国際社会に訴えて来た被爆者のサーロー節子さんは
「
反核」 への思いは非常に強く・・・今までの教皇の中で一番強いお考えを
お持ちだと思う
と言われるくらいに、反核への思いは不動のようですね・・・。
アルゼンチン出身で現在82歳!!
サッカーも好きで、ツイッターではグローバルな課題や様々なメッセージを発信されており
そのフォロワー数は1800万人を超えるそうですから。。。
やはり影響力というのは、想像を超えるものがありそうですよね
日本にキリスト教を伝えた、フランシスコザビエルが創設したイエズス会出身の
フランシスコ教皇は、日本への派遣を願い出たという経験もあるそうで。。。
また 「
人類は広島と長崎から何も学んでいない」 といった発言までされているくらいに
原爆、核兵器、といったことに対して、怒りというのか・・・
憤りを強く感じておられるのでしょうね。
スピーチでは、この街は核兵器が人類と環境にもたらした大惨事の証人です。
軍拡競争に対して、もっと大きな声を上げ続けなければなりません。
そして核兵器のない世界は、全ての人が熱望することです
などなど・・・このような核廃絶に対して熱く、厳しく、強い想いを20分近く
話されていた中で、おてきちが印象に残った言葉は・・・
それは 「
無関心でいることを許しません」 でしたね・・・。
さすがにこの言葉だけは、おてきちの心にズシーンと突き刺さりました・・・。
「
人になった教皇」 と言われるだけあるなぁ~と、違った意味で感心するスピーチでした(笑)
朝からの雷雨が嘘のように雨もあがって、青空が広がっています。
もうすぐ球場では、国内外から3万人だっかな?が集まってミサが行われることでしょう