どうですか!!この気迫!!
といっても、さすがに写真からだと気迫までは伝わりませんよねぇ
これは 「
食の博覧会」 の中で行われた、ステージイベントの一環だったのですが。。。
一度、この
【包丁式】 というのを、生で観たくって 今日この時間を待っていたワケですよ!!
カメラワークを退いて撮ると、実際はこんなに小さなステージなんですけどね(笑)
料理関係の方たちなら、包丁式というのが どのような意味合いを持つのかは
ご存知の話だと思いますが。。。
おてきちは、これまで知りませんでしたね
庖丁式とは、平安時代より伝わる、庖丁師により執り行われる儀式
烏帽子・直垂、あるいは狩衣を身にまとい、大まな板の前に座り、食材に直接手を触れず
右手に庖丁、左手にまな箸を持ち切り分け並べる。
初めは宮中のみの行事であったものが、鎌倉から室町時代の頃から、武家にも広まった
~参考資料 Wikipedia より~
庖丁式のルーツは、実に平安時代初期まで さかのぼるんですね
やはり殺生に対する 鎮魂?の儀式でもあったのでしょうか・・・。
ステージには、笙の音色が鳴り響き なんとなく畿内、いや大和族に脳を支配されそうな感覚に
陥りながらも、いったいどのような儀式が執り行われるのか、ワクワクが止まりません
おぉおぉおぉ・・・赤い衣装の人物から交代されて、カマキリカラーの衣装の人物が
腕を上げて始まりましたぜ!!
カメラを撮りながらなので、集中して観るのは難しかったけど。。。
実際、鯛に包丁が入るまでの時間が長い、長い(笑)
魚や鳥に尊卑の別をつけ、その切り方や食べ方にまで正否があると煩瑣(はんさ)きわまる
約束事を設定した。これを包丁式という。
味にはなんの関係もないショーを料理秘伝の最奥義とし、それを演ずることが料理人にとって
無上の名誉とされるようになったのもその結果である
馳走、つまり駆けずり回るという言葉が手厚いもてなしの意味に使われるようになったのも
この頃からと思われる。。。
~参考資料 「コトバンク」 の中の 「日本料理」 より~
なんだかなぁ~
誰も笑っている人はイマセンでしたけど、写真を撮っていたのは駅前にある駅ビルの2階通路から
なるべく人を避けた状態で撮っていたのですが・・・
おてきち1人、一生懸命に笑いを堪えて撮っていたので、今思えば失礼なことを致しました
こんなにも一生懸命に、鯛をさばいてらっしゃるというのに。。。
いったい古来は、何のためのショーだったんでしょうね・・・と考えると、やはり当時とすれば
儀式でもあったでしょうけど、それ以上に料理ショーでもあったんでしょうね
食べる前に観たのか、それとも食べながらだったのか。。。
そういえば包丁式を始める前に、包丁そのものを菊の花束?で拭いてはりましたね。
しかし手で一度も鯛に直接触れることなく、キレイにさばくというのはお見事ですな
てっきりこのまま刺身にまでするのか!?と、期待半分、怖々半分だったけど。。。
全部で5ブロックくらいに切り分けて終了でしたね
こういう伝統芸能?というのか、儀式があるんだなぁ・・・と、初めて観る包丁式を記憶に留めつつ
おてきちには、どう見ても烏帽子姿の庖丁師かな?の人物が、カマキリ先生に見えてしまって。。。
仕様がなかったです(笑)
イメージとして奈良とかで観るんだったら分かるような。。。
まさか長崎で、このような平安時代より続く儀式を観ようとは!!
人生、和華蘭もんですなぁ~