いきなりですが・・・「
島田拓」というアリ探求家をご存じですか?
アリの昆虫図鑑写真なども撮られたりしている、アリ好きの男性ですが
先日、情熱大陸で紹介されていたのを見て、おてきちも思わず感動
アリに対する愛情がハンパなくって、しかもその心底熱いアリへの情熱が
見ているこちら側にも、ビシバシと伝わって来て。。。
おてきちも気が付けば、地面に這いつくばって身近なアリを観察してしまいましたよ(笑)
それほどアリに関する情報は持ち合わせておらず、働きアリと呼ばれているアリが
全てメスだった!!というのを知ってビックリ
てっきりオスだとばかり思っていたのですが、オスは年に一度の繁殖だけのために
羽根を持って産まれてくるらしく、彼らはメスアリのように働くことはないんですって
ということは、写真のように一生懸命エサを運んでいるアリは・・・メスなんですね。
徐々に仲間たちが手助けに加わりながら、それも結構なスピードで運び出していましたよ。
路上や公園の石垣などで見掛けることがある アリたちの引っ越し風景
大群で群がりながら、ものすごい勢いで何か白い卵のようなモノを運び出している
場面に遭遇されたことってありませんか
これまでそれって引っ越し風景だとばかり思っていたのですが。。。
実はサムライアリたちによる
【奴隷狩り】と呼ばれる行為だったと今回初めて知り衝撃!!
サムライアリというのは、別のアリの巣を狙って幼虫やマユを盗み出しているアリなんです。
言わば誘拐行為なんですって
春から夏にかけて見られるこの行動こそが・・・サムライアリたちによる奴隷狩り!!
そしてサムライアリは、子育てやエサ運びなどの労働は一切しない代わりに
他所から盗んで来た幼虫&マユが羽化すると、誘拐犯であるサムライアリを家族だと
思い込み、せっせと家族のために働くようになる。という構図になっているんですって
アリ社会にそのような現象があったとは・・・複雑な気持ちになってしまいます(笑)
また羽根アリが発生する繁殖期になると、メスの中にも羽根を持ったアリが現れて
これが女王アリとなるワケですが。。。
それで羽根を持ったアリたちは、交尾のために空へと飛び立ち
無数のアリが伴侶を求めて飛び交う、空中乱舞が行われるワケですよ
これが
【結婚飛行】と呼ばれる行為なんですね
で、結婚飛行を終えた女王アリは、不要となった羽根を落とし。。。
たった1匹で巣作りを始め、10年に渡って卵を産み続けるんですって!!
何だか小さな命のドラマを見ているようです
女王アリは働きアリに比べると大きいそうですから。。。
上の写真のアリは種類は分かりませんけど、間違いなく女王アリだろうと
おてきちは確信しています
10年ほど前に島田氏は「
アリダニ」という、新種のカイガラムシ?を発見されたそうです。
それまで日本にいることさえ知られていなかった存在を発見するに至ったのは
あれだけ小さなアリを愛すればこそ!!の発見だと思いますね(笑)
だってダニそのモノでも小さいのに、アリの下アゴにへばりついて暮らすダニの存在を
見つけ出すなんて、ノミの心臓ならぬ、アリの眼を持つ島田氏!!と言いたい所ですよ
ちなみにそのダニは、アリの下アゴにくっつきながらご飯をのおこぼれを頂戴しているそうです。
しかしアリの世界って、サムライアリのような盗っ人がいたり。。。
アリダニのようなパラサイト態勢?があったり。。。
日常生活の半分ほどは、真っ暗な土の中での暮らしが中心だと想像する中で
一部のアリたちは子孫を残すため、空中を乱舞するといったエキサイティングな一面もあったりと
意外と波乱万丈な生涯を送っているんだな・・・と、アリを見る眼がこれまでと変わり
ちょっと尊敬の眼差しで?見るようになったカモ